自民・佐藤氏、自衛官候補生の人員不足は深刻だと訴え「タトゥーがあるからはじくというのは人的基盤強化の面で問題だ」と指摘
自衛官の人材不足が深刻で、防衛省は人材確保に向け有識者検討会設置をするなど検討作業を行い、立案を急いでいる。
そんな中、元幹部自衛官で自民党の佐藤正久参議院議員が、自衛官候補生の人員不足は深刻だと訴え「タトゥーがあるからはじくというのは人的基盤強化の面で問題だ」と指摘。
防衛省は9日の参院外交防衛委員会で、教育訓練を経て任官される自衛官候補生を巡り、適正な人材であればタトゥー(入れ墨)を入れていても採用すべきかどうか、検討する意向を示した。元幹部自衛官で自民党の佐藤正久氏が、少子高齢化が進む中で自衛隊の人員を確保するため必要だと指摘したのに対し、検討の必要性を認めた。
佐藤氏は、自衛官候補生の人員不足は深刻だと訴え「タトゥーがあるから(採用で)はじくというのは人的基盤強化の面で問題だ」と指摘。「ファッションタトゥーというのもある。ちょっと花を彫ったとか、名前を入れたという人はいっぱいいる」とも述べた。
【本日の委員会で佐藤から指摘→自衛官採用時、タトゥーOK検討 少子化背景に人員確保 】
自衛隊が共同訓練する米海兵隊や陸軍等にはタトゥーした兵士は数多くいる。米空軍はまだ認めていないが見直しを検討中。空軍に入隊を弾かれた若者を陸軍等がリクルートしている現実も https://t.co/PMD3yv67GC— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) May 9, 2023
ネット上でも賛否が割れていて、「ファッション感覚のものならいいのではないか」と容認する意見もあれば、タトゥーに対して否定的な意見もあった。
佐藤氏のツイートにのリプ欄には次のようなコメントがあった。
自衛隊の採用に関してタトゥーが問題じゃないでしょね?
ここでも意見が割れていた。
程度の問題ではないだろうか。服を着てもガッツリと見えるところにあれば問題かもしれないが、見えないところのワンポイント的なものであればいいのではないかと思う。こんなことを言えば批判されるかもしれないが、個人的には国のために尽くしてくれる人材であれば些細なことには目をつむってもいいのではないかと思っている。だが、やはり日本ではタトゥーを受け入れられない人がまだまだ多いようだ。