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泉代表「共産と選挙協力しない」に志位委員長「野党が結束してこれに立ち向かうことが今ほど求められている時はないのではないか」




立憲民主党の泉健太代表がBSフジの番組内で「維新、共産と選挙協力しない」「あくまで立憲民主党として、選挙はまず独自でやるものだ」と語ったことについて、日本共産党の志位和夫委員長は18日の記者会見では「泉氏から直接聞いていないのでコメントできない」と述べるにとどめたが、同日のツイッターで共闘の必要性を訴えた。

(会見で、「共産党と選挙協力しない」との立憲・泉代表の発言について問われて)
泉代表の発言は、直接は聞いていないのでコメントしない。
そのことを前提にして、2つの点で基本点をのべておきたい。
第一に、21年総選挙では、「共闘勢力」で一本化した59選挙区で勝利し、自民党の重鎮や有力政治家を落選させた。59選挙区のうち56選挙区で、「共闘勢力」の比例得票の合計を小選挙区候補の得票が上回る「共闘効果」が発揮された。共闘は重要な成果を勝ち取った。この事実を踏まえた議論が必要ではないか。
第二に、今国会では、自民・公明・維新・国民の「4党連合」によって、大軍拡・改憲の動きが進められ、翼賛体制の危険が生まれている。野党が結束してこれに立ち向かうことが今ほど求められている時はないのではないか。

引用元 https://twitter.com/shiikazuo/status/1659113298921689089

共産党はどうしても立憲民主党との共闘を継続させたいようだ。志位委員長は21年総選挙での効果を強調していて手ごたえがあったと思っているようだが、結局は立憲民主党も日本共産党もぞれぞれ議席を減らしている(立憲13減、共産2減)。「一本化した59選挙区で勝利」とあるが、立憲民主党・共産党・国民民主党・れいわ新選組・社民党の5野党は、289の小選挙区のうち213で候補者を一本化しての59勝だ。5野党が結集しても勝率は28%で3割にも満たない。この結果を受けメディアは「野党共闘は失敗(もしくは不発)」と報じた。志位委員長こそこの事実を直視すべきだ。

自民党も議席を減らしたが単独過半数を大幅に上回った。自民・立憲・共産が議席を減らす中、日本維新の会が大幅に議席を増やし、第3党に躍進した。成果と言うのはこういうものだ。ピンポイントで成果があっても全体的に見て議席を減らしたなら意味はない。

泉代表も前回の総選挙の結果を踏まえての判断だったと思う。また、泉代表は共産党と共闘しない方針を連合に伝えていて、国民民主党との仲介も要請したという。その国民民主党は共産党との共闘について以前から否定していることから、泉代表の本命は国民民主党との共闘で、集結させた連合の支援を得たうえで選挙を戦いたいということだろう。ただ、今の国民民主党が振り向いてくれるだろうか。連合からの要請があれば、国民民主党も限定的に選挙協力をするかもしれない。そして、立憲民主党が連合から全面的バックアップと国民民主党の協力を受けるには共産党との共闘は破棄せざるを得ないはず。







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