【150議席獲得できなければ代表辞任の前に…】維新、次期衆院選で泉代表と岡田幹事長の選挙区に対抗候補の擁立の意向
日本維新の会は、次期衆院選で立憲民主党の泉健太代表(京都府3区)と岡田克也幹事長(三重県3区)に対抗候補を擁立する意向を固めたと報じられた。
日本維新の会は次期衆院選を巡り、立憲民主党の泉健太代表と岡田克也幹事長の選挙区に対抗馬を擁立する意向を固めた。24日に発表する。関係者が23日、明らかにした。維新の馬場伸幸代表は全289小選挙区で候補を立てると表明。野党第1党の座を獲得するとの目標を掲げており、国会共闘を終了した立民との対決姿勢を明確化する。
ただ、今回発表する2人を含めても擁立は73選挙区にとどまり、候補発掘は急務だ。
一方、泉氏も維新に関し「選挙では立ち位置の違いをはっきりさせる」と明言し、対決色を前面に出している。
両名とも党の比例上位になると思うので、落選はしないと思うが、小選挙区では苦戦しそうだ。
特に京都3区の泉代表はかなりのピンチに追い込まれるのではないだろうか。立憲民主党は共産党との候補者調整を表向きは嫌っていて、そうなると共産党も京都には候補者を擁立してくると考えられる。また、先の統一地方選挙の京都府議選を見ると、選挙前は立憲4議席、維新3議席だったが、選挙結果は立憲3議席、維新9議席と維新の会が大幅に議席を増やし、共産党と並び自民党に次ぐ議席数を確保した。昨年の参院選でも福山哲郎元幹事長が国民民主党の新人候補にようやく勝てたという印象だった。
三重県議選では立憲1議席、維新0議席とこちらはまだ維新の会の影響が薄いようだ。
泉代表は150議席を獲得できなければ代表を辞任する考えを示したが、その前に小選挙区で勝てるかどうかのピンチに立たされそうだ。