IAEA、東京電力の処理水サンプルの採取や分析方法も適切だと評価する報告書を公表
国際原子力機関(IAEA)は福島第一原発から海洋放出される予定の処理水の分析について「東京電力の分析は正確だった」「東京電力は正確で精密な分析能力を有している」と、処理水サンプルの採取や分析方法も適切だと評価する報告書を公表。
「東京電力ですでに遂行された、サンプル数の少ないデータ」などと反発する韓国の環境団体の主張に反論する形となった。
IAEA=国際原子力機関は福島第一原発から海洋放出される予定の処理水を分析し、「東京電力の分析は正確だった」と評価する報告書を公表しました。
IAEAは放射性物質のほとんどが除去された処理水を採取し、IAEAが持つ研究所のほか、アメリカや韓国など第3者の研究機関で分析しました。
先月31日に公表した報告書では「東京電力は正確で精密な分析能力を有している」とした上で処理水サンプルの採取や分析方法も適切だと評価しました。
IAEAは今月中に最終的な報告書を公表する予定で、政府は今年夏ごろまでに海洋放出を始める方針です。
当然の話だ。
そもそも、IAEAの調査団には韓国の「放射性物質の分析および評価分野の権威」と言われる専門家がメンバーとして参加していて、当時の韓国政府も「IAEA国際検証団に韓国の専門家が参加するため、直接・間接的な検証を通じて国民の安全を守るための最小限の安全装置が確保された」と述べていた。
政府は9日、報道資料を発表し、その中で「IAEAは8日、福島第一原発汚染水放出を検証するため専門家チームを編成した。韓国の専門家としては、原子力安全技術院のキム・ホンソク責任研究員が参加することになった。キム博士は原子力安全の専門家で、現在は原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)の韓国首席代表として活動している、放射性物質の分析および評価分野の権威だ」と述べた。(中略)
政府は報道資料で「IAEA国際検証団に韓国の専門家が参加するため、日本が福島第一原発の汚染水放出を強行する場合、直接・間接的な検証を通じて国民の安全を守るための最小限の安全装置が確保された」とし、「汚染水処理の全過程が客観的かつ実質的に検証されるよう最善を尽くす」と述べた。政府は続いて「国民の健康と安全を最優先の原則として、この問題の解決に最善を尽くす。国民の健康に危害を及ぼしうるいかなる措置にも妥協しない」と述べた。
しかも調査団が入る前の韓国政府は「IAEAの基準に合った適合性手続きに沿っているならあえて反対することはない」と理解を示していた。
大統領室が注目しているのは、2年前の鄭義溶(チョン・ウィヨン)当時外交部長官の国会対政府質問の答弁だ。鄭氏は2021年4月19日、国会対政府質問に出席し、文振碩(ムン・ジンソク)共に民主党議員から汚染水関連の質問を受け、「(情報提供など)3つの条件がそろい、(汚染水放出が)国際原子力機関(IAEA)の基準に合った適合性手続きに沿っているならあえて反対することはない」と述べた。当時、鄭氏が提示した3つの条件は▽日本政府の十分な科学的根拠の提示▽韓国政府との事前協議▽IAEA検証過程における韓国専門家の参加保証--だった。
これは文政権の時の話だ。結果が気に入らないからと反発している共に民主党は恥ずかしくないのだろうか。
安全性を十分確保したうえで、雑音など気にせずに粛々と海洋放出の準備をしたらいい。