【早くも核で脅し?】ルカシェンコ大統領「われわれに対する攻撃があれば、(核)使用の決断をためらうことはない」
ベラルーシのルカシェンコ大統領がとんでもない発言をした。
ベラルーシはロシアに戦術核の配備を求め、ロシアも受け入れたのだが、ルカシェンコ大統領はさっそく「われわれに対する攻撃があれば、使用の決断をためらうことはない」と核使用を示唆する発言をした。
ベラルーシのルカシェンコ大統領は13日、同国領内に配備されるロシアの戦術核兵器を巡り「われわれに対する攻撃があれば、使用の決断をためらうことはない」と述べ、ロシアとの国家統合を進める中で米欧をけん制した。国営ベルタ通信が報じた。ロシアのショイグ国防相は、戦術核の運用決定はベラルーシ配備後もロシアが引き続き行うと説明している。
ルカシェンコ氏は戦術核の配備は、国の安全保障のため自らロシアのプーチン大統領に要求したと主張。戦術核の配備で「十分だ」とし、戦略核兵器の配備は不要としながらも「設置場所は準備しており、必要なら可能だ」と述べた。
戦術核についてはロシアに、ソ連崩壊後にベラルーシが放棄した核兵器を「返還してほしい」とプーチン大統領に求めたとも報じられている。(参考)
もっとも、現状ではベラルーシはロシアに協力はしていても、ウクライナに直接侵攻はしていない。ベラルーシが攻撃を受ける理由もなく、何を思って威嚇しているのか不明だ。核を配備することになり、気が大きくなったのだろうか。だとしても、国のトップが核使用を表明したことは非常に危険なことだ。はっきり言って脅しだ。ルカシェンコ大統領はプーチン大統領よりも核を持たせてはいけない人物かもしれない。
国連さん出番ですよと言いたいところだが、どうすることもできないだろう。