ようやく動き出した田代ダム案、一方でJR東海が株主総会で2027年開業は難しいと説明!川勝知事はどう責任を取るの????
川勝知事が止めているリニア中央新幹線。そのリニア中央新幹線をめぐり大きな一歩があった。川勝知事のみが主張する大井川の水問題の解決策として浮上していた田代ダム案についてJR東海と東電側とが協議を開始したのだ。
一定の前進を見せた大井川の水問題だが、JR東海は株主総会で当初予定していた2027年の開業は難しいと説明している。
一人の知事の珍主張によって、国家的プロジェクトが遅れる異常事態。川勝知事はどのように責任を取るつもりなのか。
田代ダム案の協議が開始されるも、当初の開業は困難に
リニア建設促進期成同盟会の総会、そして自民党の部会に出席したことで、川勝知事の四面楚歌が鮮明になった。当の本人もそのことに気がついたのか、迷走を始めている。
そんな迷知事、川勝知事が主張する大井川の水問題をめぐり、JR東海と東電側による田代ダム案の協議が開始された。
リニア中央新幹線の整備を巡り、静岡県が懸念するトンネル工事で出る湧水の県外流出対策としてJR東海が示したダムの取水抑制案について、同社が水利権を持つ東電側と同案実現に向けた協議を22日に始めたことが分かった。同案は県が着工を認めない主な理由とする大井川の水資源問題の有力な解決策とされる。
(中略)
JR東海は昨年4月に対応策として、上流部の田代ダム(静岡市)で取水抑制をして川に水を還元する方法を提案した。
田代ダム案が前進すれば、リニア中央新幹線の静岡工区の着工に向けて大きな前進になる。しかし、だ。こう着状態からの大きな前進であることには変わりはないが、川勝知事が遅らせた結果、時間を取り戻すことは難しいようだ。
「リニアの開業が、今の段階でどのくらいのめどになっているのか」
「1日でも早く開業してほしい。静岡県との協議の状況はどうなっているのか」これらの質問に対し、JR東海の宇野護副社長は、
「静岡県の理解が得られておらず、2027年の開業は難しい状況。早期開業に向けて、地域との連携や環境保全などを重視し、全力で取り組んでいく」と説明した。
株主総会で、当初予定していた時期に開業することは困難と説明されたのだ。川勝知事はリニア推進派と自称しているが、この責任をどのように取るつもりなのか。
株主総会で説明した副社長の言葉を見れば、リニア中央新幹線の建設が遅れているのは川勝知事に責任があることは一目瞭然だ。
推進派と吹聴しておきながら、国家的プロジェクトの阻害要因になっている川勝知事。川勝憲政はリニア遅らせた最大の要因であると全国民に記憶されることに違いない。