
【ボーナス返上しても知事の職務は果たせるのでは?】川勝知事、「コシヒカリ発言」巡り、給与・ボーナス返上せず「熟慮した結果、発言に対するけじめは知事として職責を果たすことだと思い至った。今は諸課題に全身全霊で取り組む」
静岡県の川勝平太知事は、2021年10月の参院静岡選挙区補欠選挙の応援演説での「コシヒカリ発言」を巡り、自らのペナルティーとして、その年の12月の給料とボーナスの返上の意向を示していたが、NHKの取材により返上していないことが分かった。
川勝知事はNHKの取材に対し、「熟慮した結果、発言へのけじめは知事の職責を果たすことだと思い至った」とコメントしています。
コシヒカリ発言 川勝知事 給与・ボーナス返上せず|NHK 静岡県のニュースhttps://t.co/EGz4HriNxZ
— NHK静岡放送局 (@nhk_shizuoka_) July 3, 2023
いわゆる「コシヒカリ発言」でおととしの議会で辞職勧告決議を受けた川勝知事が、自らのペナルティーとして返上の意向を示していたボーナスや給与を返上していないことが県への取材でわかりました。
川勝知事はNHKの取材に対し、「熟慮した結果、発言へのけじめは知事の職責を果たすことだと思い至った」とコメントしています。川勝知事はおととしの参議院補欠選挙の応援演説で県内の自治体について、「あちらはコシヒカリしかない」などと発言して批判され、県議会で辞職勧告決議が可決されました。
これを受けて、知事は自らペナルティーを科すとしてその年の12月の給料とボーナス合わせて440万円余りを返上する意向を示しましたが、返上に必要な条例の改正が間に合わず、去年の給与やボーナスでの返上を検討するなどとしていました。
しかし、3日公開された知事の去年の所得では、給与、ボーナスともに満額が支給されていて、返上されていないことが県への取材でわかりました。
これについて、川勝知事はNHKの取材に対し、「熟慮した結果、発言に対するけじめは知事として職責を果たすことだと思い至った。今は諸課題に全身全霊で取り組む」とコメントしています。
当時の報道を見ると、辞職勧告決議が可決され、それをかわすためボーナス返上の意向を示したことがよくわかる。しかも、条例改正の調整が間に合わず、川勝知事の意向は叶わず例年通り支給された。これを受け記者に「きょうボーナスが支給され条例案提出に間に合わなかったが、返上のお考えに変わりはないか?」と質問されると、川勝知事は無言で立ち去った。
10日まで5日間にわたる論戦では、それぞれの会派から知事の一連の発言について質問が集中しました。知事は、辞職勧告決議が
可決されたことを受け、自らにペナルティーを科すとして期末手当と12月の給与を返上する意向を示し、そのための条例改正に向け調整していました。しかし、返上ではなく知事の辞職を求める会派からは、異論が上がるなどしたため調整が間に合わず、条例案の提出を断念。例年通り支給されました。これについて知事は…
Q.きょうボーナスが支給され条例案提出に間に合わなかったが、返上のお考えに変わりはないか?
川勝平太知事「…(無言)」
引用元 静岡県議会は一般質問最終日の10日も、川勝平太知事と議員が論戦。こうした中、県のボーナス支給日を迎え、知事は返上する意向を示していましたが、条例案提出の調整がつかず、例年通り支給されました。
当時、「知事でありながら条例も知らないのか」という批判の声もあがったが、条例を知っていたから無理なボーナス返上を主張し、誠実さを県民にアピールしたのではないかとも思えてくる。条例案の提出断念後に記者の質問に無言で立ち去ったことがそれを物語っている。
そして時間が経過し、「熟慮した結果、発言に対するけじめは知事として職責を果たすことだと思い至った。今は諸課題に全身全霊で取り組む」だそうだ。最初から本当にボーナス返上するつもりがあったのか?甚だ疑問だ。しかも、ボーナス返上をしても知事の職務は果たせるはずだ。またも川勝知事は詭弁を弄している。
ネットの反応




結局は辞職勧告決議の可決と謝罪だけで、知事は実質ノーペナルティで「コシヒカリ発言」を乗り切ったことになる。これでいいのか静岡県民?