川勝知事の不信任決議案、68人中50人が賛成も、1票差で否決⇒ネット「まだ続くのか!川勝県政」
川勝平太静岡県知事が、一度返上の意向を示したボーナスや給与を返上していなかった問題で、川勝知事は12日の県議会本会議で再度返上を表明したが、県議会の最大会派・自民改革会議は同会議で知事に対する不信任決議案を議長に提出した。
2021年「コシヒカリ発言」を巡っては、同年に辞職勧告決議案が出され、可決していた。
静岡県・川勝平太 知事が給与や期末手当を返すとしながら、未返上となっている問題に関連し、県議会の最大会派・自民改革会議は12日午後10時頃、知事に対する不信任決議案を中沢公彦 議長に提出しました。
不信任決議案(全文)は以下の通りです。
我々は、御殿場コシヒカリ発言に端を発する辞職勧告決議案の可決を受けた「期末手当と給与の返上」に関し、川勝知事が令和5年6月定例会総務委員会で明らかになった事柄と比較すると、保身のための虚偽説明と断ぜざるを得ない内容が含まれていると判断した。
一つ目は、「様々な努力や調整を行っていた」とする知事報告に対し、総務委員会では、当局が「事務方に相談があったということはない」と答弁していること。
二つ目は、「給与を返上するための条例案を提案したいとの思いは、その後も全く変わっていない」という知事報告に対し、総務委員会では、返上しない判断に至った当時の知事発言を念頭に、知事が熟慮した結果「職責を果たすと思い至ったと承知している」と答弁していること。
これらは、知事が自らペナルティーを科すとして表明した重要な事柄でありながら、それぞれの発言に整合性が取れず、保身のための虚偽説明と断ぜざるを得ないものである。そして、自身の度重なる不適切発言に対する自らへのペナルティーでさらに虚偽説明と断ぜざるを得ない発言を重ねたことは、静岡県民の生命と財産を預かす職責にあるものとして発言の信頼性を根本的に損なうものである。
よって、本県議会は、川勝平太 静岡県知事を信任しない。
以上、決議する。
しかし、可決には1票足らず、否決された。
地方自治法の規定で、議員数の3分の2以上が出席し、4分の3以上が賛成すると不信任決議案が成立する。静岡県議会の定数は68人。13日の本会議には68人が出席し、50人が賛成した一方、18人が反対した。成立には1人足りず、否決された。
辞職勧告決議案に比べ、不信任決議案はハードルが高かった。自民改革会議は「今後も辞職を求める姿勢は変わらない」と話した。一方、ふじのくに県民クラブは「不信任に当たらない」と述べた。
不信任決議案の否決を受け、最大会派「自民改革会議」の増田亨大代表は、「辞職勧告決議とは違う形の意思表明ということで不信任決議という選択肢になった。目的を達成できなかったことは非常に残念。今後も辞職を求める姿勢は変わらない」と話した。一方、決議案に反対した第2会派「ふじのくに県民クラブ」の田口章会長は「時系列に並べれば(知事の行動や発言は)なんら矛盾しているわけではない。そこを取り上げて不信任とすることは不信任に当たらない。辞職勧告決議以来様々な議論の中で今に至っていると理解していただければよい」と話した
ネットの反応
それを知りたい有権者は多いと思うぞ