【辺野古基地移設訴訟】最高裁判決で、沖縄県の敗訴が確定。これにより県は工事を承認する義務を負う
辺野古基地移設訴訟について、最高裁の判決で沖縄県の敗訴が確定したそうだ。
【NHKニュース速報】
辺野古基地移設訴訟 沖縄県の敗訴確定 最高裁が判決 未着手工事の進捗焦点に(15:02)#nhk_news https://t.co/POYwA7dwvS— NHKニュース (@nhk_news) September 4, 2023
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先となっている名護市辺野古での軟弱地盤の改良工事をめぐり、工事を承認しない県に対して国が行った「是正の指示」が違法かどうかが争われた裁判で、最高裁判所は上告を退ける判決を言い渡し、沖縄県の敗訴が確定しました。これまで辺野古への移設に反対してきた県は、工事を承認する義務を負うことになり、今後の対応が焦点となります。
軟弱地盤の改良工事 最高裁が初判断
普天間基地の移設先となっている名護市辺野古沖では、区域全体の7割ほどを占める埋め立て予定地の北側で軟弱地盤が見つかり、国が地盤の改良工事を進めるため設計の変更を求めましたが、県が「不承認」としたため工事が進んでいません。このため国土交通省は去年、地方自治法に基づき県に承認を求める「是正の指示」を行い、県は取り消しを求める訴えを起こしました。
この裁判について、最高裁判所第1小法廷の岡正晶裁判長は4日、上告を退ける判決を言い渡し、沖縄県の敗訴が確定しました。
移設計画の大きな焦点である軟弱地盤の改良工事について最高裁が判断を示したのは初めてです。
確定により県は、国の指示に従い工事を承認する義務を負うことになり、判決を受けた県の対応が注目されます。
敗訴が確定したことで、沖縄県には国による工事を承認する義務が生じ、これ以上の工事の阻止は困難だ。玉城デニー知事の今後の動きが注目される。
県は違う阻止の方法をすでに検討しているだろうが、もし玉城知事が工事を承認した場合「玉城知事が承認するとなれば、辺野古移設反対を公約に掲げているだけに支持基盤が大きく揺らぎかねず、県政運営にも影響が出るおそれがあります」とNHKは指摘している。
日本の沖縄県知事は、どう従うでしょう?
これも民主主義社会を維持するためのコストでしょうか。