岸田総理がASEAN首脳らに処理水の安全性を説明⇒中国以外から批判あがらず
ASEAN首脳会議出席でインドネシアを訪問している岸田総理がかっくの首脳に処理水の安全性を説明した。
これまでの一連の会議の場では、中国以外から海洋放出への批判は上がっていないそうだ。
訪問中のインドネシアで処理水をめぐって中国の李強首相と主張を戦わせた岸田総理は、ASEAN各国の首脳らに相次いで接触し、直接、安全性をアピールしています。
李強首相と初めて対面したASEAN各国と日中韓3カ国の首脳会議を前に、岸田総理はマレーシアのアンワル首相と意見交換しました。岸田総理はこの場でALPS処理水の海洋放出についてマレーシア側の理解と協力を求め、アンワル首相からは日本の立場への理解が示されたということです。その後、東ティモールのグスマン首相とも短時間、言葉を交わし、ASEAN=東南アジア諸国連合への加盟を支援する考えを伝えるとともに、放出に関する協力を求めました。
きょう午後には今回のホスト国・インドネシアをはじめ、ラオスやカンボジアなど中国と関係が深い国々の首脳とも会談し、安全性をアピールしたい考えです。これまでの一連の会議の場で、中国以外の国から海洋放出への批判は上がっていません。
中国は完全に対応を見誤ったようだ。おそらく東南アジア諸国の中には中国に賛同してくれる国があると思っていたに違いない。しかし、結局はどこの国も科学的根拠に基づいた日本の行動に異を唱えることなどできなかった。それどころか、中国では水産物が手に入りにくくなり、塩の買いだめまで起きて国民が混乱している最中だ。中国国民も今は日本を怒りの矛先にしているだろうが、やがては中国政府に対する不満が膨れ上がるだろう。
兎にも角にも欧米に続いて東南アジアからも支持を取り付けたようで良かった。
ますます中国の孤立が進んでいきそうだ。