【笛吹けど踊らずに気が付いたか?】G20サミット、中国が日本の処理水放出を巡り批判せず
インドのニューデリーで開催されていたG20サミットの会議で、中国が処理水放出を巡り、日本を批判しなかったそうだ。
6日のASEAN首脳会議では、中国は「核汚染水」という言葉を使って日本を強く批判していたが、ホスト国のインドネシアをはじめ、中国と関係が深い国からも日本への批判は上がっていなかった。
インドで開幕したG20サミットの会議で、中国が処理水を巡る日本への批判をしていなかったことが分かりました。日本政府は中国側の意図を慎重に分析しています。
岸田総理より先に順番が回ってきた中国の李強首相からは、処理水に関する発言も、日本を批判する言葉も聞かれませんでした。
9日の会議で岸田総理大臣は、中国を念頭に「突出した行動を取っている」と述べ、日本産水産物の輸入を全面停止した対応を批判しました。
ただ、先に発言した中国の李強首相が日本を批判しなかったため、岸田総理も中国を名指しすることは避け、「一部の国が」との表現にとどめました。
李強首相は、6日にインドネシアで行われたASEAN(東南アジア諸国連合)関連の首脳会議では「核汚染水」という言葉を使って日本を強く批判しました。
ただ翌7日は、日本を名指しすることを控え、さらに9日は批判自体がなくなっており、日本政府は中国の対日外交に変化が表れるか見極める方針です。
おそらくは笛吹けも踊らずという状況を理解した結果だろう。これ以上騒いでも国際社会における孤立化が進むだけでなく、中国は科学を理解できない国とレッテルを張られかねないと察知したのだろう。この状況を作り出したのは日本が各国に丁寧に説明を行い、理解を深めてきたからだ。まさに外交成果の一つと言っていいだろう。ただ、中国がこのまま黙っているとは思わない方がいいだろう。日本産水産物の輸入停止措置を撤回するまでは決して浮かれてはいけない。
ネットの反応
中国でさえ無理筋の処理水攻撃から撤退する。スポンサーがいなくなったら日本のあの界隈はどうするのだろうRP【独自】中国首相が処理水めぐり日本批判せず G20サミット https://t.co/cNj0Ij35D0
— 石井孝明(Ishii Takaaki) (@ishiitakaaki) September 10, 2023
インドで開幕したG20サミットで李強首相は処理水問題で日本批判をせず。6日のインドネシアでのASEAN首脳会議では“核汚染水”という言葉を使って日本批判したのに何があったのか。王毅率いる外交部は依然強硬姿勢だが政権内に亀裂?旗を振っても世界で誰もついて来なくなった国https://t.co/bspZTimxyi
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) September 10, 2023
中国が拳をすんなり下ろすとは思えないけど
日本国内の放出反対派が梯子外される日もそう遠くはないかも…