フィリピン政府が中国設置のブイを撤去⇒中山石垣市長「これを『毅然とした対応』と言うのでしょう」
中国が東シナ海の日本の排他的経済水域(EEZ)内に大型のブイを設置したことが問題となったが、中国はフィリピンと領有権を争う南シナ海の海域にもブイを設置していたようだ。しかし、フィリピン政府はブイを撤去した。
BBCニュース – フィリピン、中国が南シナ海に設置の障害物を撤去と発表https://t.co/IeUyB1dTCM
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) September 26, 2023
報道によると「フィリピンの沿岸警備隊によると、撤去はフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領の命令で行われた」とあり、設置されたブイはフィリピン政府の判断で撤去されたようだ。また、「中国政府は海警局(沿岸警備隊)の動きは「必要な措置」だと擁護している」とあるが、フィリピンの沿岸警備隊は「障害物は航行に危険をもたらし、明らかに国際法違反だ。また、フィリピンの漁業従事者の漁業や生計を立てる活動の妨げにもなっている」「(スカボロー礁は)フィリピンの国家領土の不可欠な一部」だと説明し中国の主張を否定した。(参考)
石垣市の中山義孝市長はフィリピンの対応に反応し「これを『毅然とした対応』と言うのでしょう」とXに投稿。
フィリピン政府の対応、これを『毅然とした対応』と言うのでしょう。
フィリピン、南シナ海で中国設置の障害物撤去-「国際法違反」と非難(Bloomberg)#Yahooニュースhttps://t.co/VjIBm960pI
— 中山よしたか(石垣市長) (@yoshitaka_ISG) September 26, 2023
尖閣諸島がある石垣市としては、フィリピン政府のような対応を日本政府にも望んでいるのだろう。
ネット上にも「日本も見習って欲しい」という意見が多くあがっている。
それに比べて日本は、決まりきった対応ですね。
多くの人が中国に対して悔しい思いを持っていて、それに対する日本の対応に不満を持っているのだろう。中国を刺激するなという声もあるだろうが、すべき主張と行動を誤ってはいけない。IAEA総会で高市早苗科学技術相が中国に真っ向から反論したように、毅然とした態度で中国に対峙していただきたい。日中友好はそれを乗り越えてからの話だ。現状での日中友好は中国に従属することに繋がりかねない。