玉木代表「連合内部の政策の別れが立憲と国民に分かれていることに」「まとめるなら連合内で政策を整理することが必要」
国民民主党の玉木雄一郎代表が、支持母体である連合に難しい注文を付けた。
連合は国民民主党と立憲民主党の共闘を望んでいるが、玉木代表は重要政策で一致できなければ無理、非共産でないと無理と明確に立場を示している。しかし、それでも連合は共闘を要求。すると、玉木代表は「連合の中で、中心的な政策について分かれていることが、政党が(立憲民主党と国民民主党に)分かれていることにもつながっている」と述べ「それをまとめるなら、連合内部で政策等を整理することが必要だ」と注文を付けた。
連合の中の産業別労働組合(産別)で、原発は動かした方がいいという産別があり、原発はやめろという産別もあり、究極、連合の中の問題なのかなと。連合の中で、中心的な政策について分かれていることが、政党が(立憲民主党と国民民主党に)分かれていることにもつながっている。
それをまとめていくということであれば、連合の中で、原発をはじめとしたエネルギー政策、安全保障、憲法、こういう問題について整理が必要だ。連合の中でも話し合っていただきたいし、我々と連合の中でも、しっかり話し合いをしていきたい。
確かにそれはその通りだが、それをやればおそらく連合は割れ、二つの組織となるだろう。連合の要求もそもそも難しいものだ。政策の違う党同士で無理な共闘をさせるということは、どちらかに折れろと言っていることになる。また、政策をうやむやにして形だけの共闘などただの野合でしかない。立憲は共産と連携する以上、野合でも構わないようだが、玉木代表はそこをこだわっている。
共産についても玉木代表は9月26日の記者会見で、共産が立憲民主党系候補を自主的に支援する方針を明らかにしたことに関し「共産と一緒にやることは、われわれはあり得ない。その枠組みに加わることはないし、できない」と述べていた(参考)。これは連合も同意のはずだと思うのだが。
私個人の考えは、連合が割れて、それぞれが国民と立憲を支援すればいいと思っている。
それを連合という名で纏めようとするから無理がある
業種によって求めたいことは違う