静岡県議「国から県に出向して見える方が減ってきている」「知事が変わり者である以上県の職員が穴を埋めないと」⇒過去には「人員不足」による職員自殺急増報道も
10月31日に開かれた、静岡県議会決算特別委員会の各分科会で次のようなやり取りがあった。
<自民改革会議 河原崎聖県議>
「国から県に出向して見える方が目に見えて減ってきているような印象があります。昔は副知事が1人は国の中にいらっしゃった流れがあったんですがなくなって、それ以外の部長職以下も減っている印象があります。人数は数えていますか」<静岡県人事課 遠藤東課長>
「傾向としては十数年前と比べると減っているのが事実と認識しています」<自民改革会議 河原崎聖県議>
「国から予算編成に対する情報を得たり組み立てをするのは、普段のコミュニケーションが非常に大事なんじゃないかと思います。知事の各説から言えばそんなことはしなくてもいいのかもしれませんが、現場で働いている感覚からすると非常に大事じゃないかと思います。リニアの問題もあって国との関係が厳しくなって心配している県民もたくさんいらっしゃいますので、知事がああいう変わり者である以上県の職員が穴を埋めないと、本来できることもできないことが拡大していくんじゃないかと懸念しています」引用元 「知事が変わり者」自民県議が委員会で川勝平太知事を揶揄「リニア問題もあって心配している県民もたくさんいる」=静岡県議会
「変わり者の知事」の影響で国から県に出向して来る人員が年々減少し、県の職員で穴埋めをしていると自民県議は訴え、人事課も「十数年前と比べると減っている」と、国からの出向人員が減っていることを認めている。
過去には「静岡県職員が職場で自殺 5年間で12人、2年前にはパワハラ自殺…」「静岡県職員、過去8年で41人自殺という異常な事態 職員労組は「人員不足が大きな原因」と分析」と報じられ、川勝知事が就任して以降、職員の自殺が急増していたことが問題視されていた。
紹介した両報道には「パワハラ」と「人員不足」というワードがあり、これは直結していると考える。人員が不足している状態で無理やり職員に仕事をこなさせるためにパワハラ行為が発生したということになる。そして現在、国からの出向職員が減少している状況が続いているのなら、人員不足は解消されていないということだ。川勝県政は現在進行形で県職員に過酷な負担を強いていることになる。これは大問題だ。リニア反対もよろしいが、それとこれとは分けて考え、国と協力すべき面はしっかりコミュニケーションを取って、健全な県政運営をすべきだ。
ネットの反応
(出典 静岡県)