「5年で政権交代」めぐり、小沢氏がご立腹「泉代表は辞めたほうがいいのではないか」
立憲民主党の泉健太代表の「5年で政権交代」が党内で波紋を呼んでいる。蓮舫参院議員が5日、Xに「私はいつも目指しています」と投稿したことが話題となったが、今度は重鎮の小沢一郎衆院議員がおかんむりのようだ。
小沢氏は「野党第一党が政権を目指さないと言ったら国民はどう思うか。支持するやつなんかいない」「(代表を)辞めたほうがいいのではないか。分からない感覚だ」と述べたという。
立憲民主党の泉健太代表が次期衆院選では政権獲得を目標としないと発言し、党内で批判が起きている。小沢一郎衆院議員は7日、国会内で記者団に「野党第一党が政権を目指さないと言ったら国民はどう思うか。支持するやつなんかいない」と訴え、「(代表を)辞めたほうがいいのではないか。分からない感覚だ」とこき下ろした。
泉代表はXで「5年後、ではないのです。当然「1日も早く」であり、「必ず5年以内に」です」と弁明していたが、小沢氏には届いていなかったらしい。小沢氏が心中穏やかでないのも無理はない。小沢氏は次が最後の選挙と噂されている。周囲にも「次期衆院選が最後のチャンス」と語っていたようで、最後のチャンスとして「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を立ち上げた。それなのにという思いだろう。
しかし、岡田克也幹事長も記者会見で「5年以内に政権を獲得するということが党としての目標だ。既定方針だ」と述べ泉代表の路線を支持していて、「小沢氏の批判については「それぞれ意見があっていい」と受け流した」そうだ。
立憲民主党は野党候補一本化を目標にしているが、その前に党が分裂しそうな気がするのだが…
やはり泉代表では重鎮たちを抑えきれないようだ。