政府「国会審議を停滞させてはならない」 神田財務副大臣が辞任




過去に税金を滞納していたことが発覚した神田憲次財務副大臣について、神田氏は「報道は事実」と認めたうえで「職責を全うしたい」と辞任しない考えを示していたが、政府は「国会審議を停滞させてはならない」として、持ち回りで閣議を開き辞任を決めたという。

税理士資格を持つ神田財務副大臣は、週刊誌報道を受けて自身が代表取締役を務める会社の土地や建物が税金の滞納により4度差し押さえを受けたことを国会で明らかにし陳謝しました。

これに対し野党からは辞任を求める声が相次ぎ、与党からも国会審議への影響を懸念する見方が出ていました。

こうした中、岸田総理大臣は、国会審議を停滞させてはならないとして、神田副大臣を更迭する意向を固め、神田副大臣は辞表を提出しました。そして、政府は13日昼ごろ持ち回りで閣議を開き、神田副大臣の辞任を決めました。

引用元 神田財務副大臣が辞任 今国会での政務三役交代は3人目

NHKは「岸田内閣では先月、法務副大臣と文部科学政務官が相次いで辞任していて、神田氏の辞任で、今の国会で3人の政務三役が交代することになりました」とも伝えた(参考)。

辞表を提出した神田氏は、総理官邸側に「問題について説明できるが、迷惑をかけたくない」と伝えていたとテレ東が報じた(参考)。

与党内からも辞任を求める声が多くあがっていたということなので、これは更迭させなければ収拾がつかなかっただろう。財務副大臣が過去に税金を滞納していたなどシャレにならない。議員としても言語道断だし、もし続投させていたら今後の国会がこれ一色になりかねない。とはいえ、NHKが伝えた通り、立て続けの3例目だ。任命責任について野党からの追及は免れないだろう。

また、副大臣辞任に納得いかない人も多い様で、ネット上では『議員辞職』を求める声があがっている。

ただでさえ内閣支持率が下落している中で、野党ではなく与党内で内閣の足を引っ張るなどありえない話だ。自民党が今後も政権与党であり続けるには、議員一人一人が危機感を持ち、且つ謙虚になるべきだ。







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