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紅海で日本郵船運航船が、親イラン武装組織フーシ派の勢力に拿捕される。松野官房長官「断固非難」「当事者への直接の働きかけや、関係国に働きかけている」




紅海のイエメン沖を南下中の、日本郵船の運航するバハマ籍の自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」が、親イラン武装組織フーシ派の勢力に拿捕されたという。

これに対し松野博一官房長官は「政府として、このような行為を断固非難する」と非難したうえで「船舶、船員の早期解放のため取り組んでいる」「イスラエルと意思疎通を図り、当事者であるフーシ派への直接の働きかけや、サウジ、オマーン、イランなどの関係国に早期釈放をフーシ派に強く求めるよう働きかけている」と述べた。(参考


(出典 政府インターネットテレビ)

上川陽子外相も「このような行為を断固非難する」と非難し、「イスラエルとも意思疎通を図りつつ、当事者であるフーシ派への直接の働きかけ」を進めていると説明。周辺のサウジアラビア、オマーン、イランなどの関係国に対し、「フーシ派に対して船舶や船員の早期釈放を強く求めるよう働きかけを行っている」と述べた。その上で、「中東地域全体の情勢について、緊張感を持って注視している。日本企業の活動や邦人保護に一層万全を期していく」と強調した。(参考

(出典 外務省公式YouTube)

拿捕された船についてだが、英国企業が所有するバハマ船籍で日本郵船がチャーターしていた。と主張。日本郵船は「拿捕されたのは事実。乗組員の安全を確認中」とコメントした。乗組員はブルガリア人、フィリピン人など25人で日本人はいないという(参考)。ただし、朝日新聞の報道によると「AP通信によると、船を所有する英国企業の株主にイスラエルの富豪が含まれている」そうだ(参考)。

フーシ派の報道官は声明で、「紅海南部でイスラエルの船を乗っ取り、イエメンの港に運行した」とした上で、今後もイスラエルと関係するすべての船を標的にすると警告しているそうだ(参考)。

ネットの反応

イスラエル・ハマス戦争で高まっている中東地域の緊張対立が民間船舶を巻き込み、新たな海洋分野まで広がっている。紛争拡大が懸念される。
これは不味いですね。
日本は90%以上を中東から石油を輸入していますからね。
これ見方を変えると、当初はイスラエルvsハマスという限定的対立構造だったのが、ユダヤ人vsイスラム主義組織やイスラム国家という構図に広がってきているともとれる。
外交での交渉になるのか、遺憾砲ではすまされない状況に心配ですね、早く、自衛隊を派遣して関係国と連携すべきだろうと思います。







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