高校の敷地内に無許可で立ち入り「赤紙」配布した市議に説明を求める動議。野党猛反発で議会は紛糾⇒中山市長「子供達の安全を守る観点からも説明が必要では?野党は何を守りたいの?」
新日本婦人と共産党の市議が、石垣市内の県立高校の敷地内に無許可で立ち入り、生徒に、戦時中の召集令状を模したビラを「赤紙」と称して配布した問題について、石垣市議会で当該市議に説明を求める動議を出され、動議の上程は本会議で認められたが、野党が猛反発し紛糾。いったん動議を取り下げたという(参考)。
これについて中山義孝市長がXで「子供達の安全を守る観点からも説明が必要では?野党は何を守りたいの?」と指摘。
共産党市議が県立高校敷地内に無断で立ち入り「召集令状」ビラを配布した件について、当該市議に説明を求める決議が出されましたが革新陣営、市政野党は反対。子供達の安全を守る観点からも説明が必要では?野党は何を守りたいの?
八重山日報【金波銀波】 https://t.co/auO5acu4Gs @YaeyamaNippou
— 中山よしたか(石垣市長) (@yoshitaka_ISG) December 13, 2023
野党の反発は意味不明のものばかり。
この日の一般質問開始前に高良氏が動議を提出し、与党が賛同した。高良氏は「市議の立場で、法を犯すようなことをしたなら説明する必要がある」と求めた。
野党は「政治家個人の政治活動に、いちいち対応するのが望ましいのか。前例になる」(宮良操氏)、「(高良氏は)司法でも警察でもない。違法行為とは断定できない」(砥板芳行氏)などと反論。
また「現場には他のマスコミもいたが、報道したのは八重山日報だけじゃないか」「新聞の取材だけでこんなことをやるべきじゃない」「怪文書やSNSの情報でも説明させるのか」「議員が動議で他の議員に説明させることができるのか」などと激しく抵抗した。
政治家個人の政治活動に不法侵入などあるわけがない。ましてや学校側に許可を取らずに敷地に侵入し、高校生に政治活動をするなど、肯定できるわけがない。
また、「現場には他のマスコミもいたが、報道したのは八重山日報だけじゃないか」との指摘があるが、八重山日報の反論がこちら⇓
「赤紙」配布は、学校側に連絡はなかったが、事前に記者クラブには通告はされていた(学校敷地内で配布するとは記されていなかった)。実際に、複数のメディアの記者が取材していた。たまたま、記事化したのが弊紙だけだった。だから「報道したのは八重山日報だけじゃないか」と、矮小化を図るのは筋が違う。さらに弊紙報道を怪文書やSNS情報と同列にとらえる発言もあった▼意に沿わないメディアの情報であれ、そこから真偽や背景を読み解く力をつけていただきたい。
要するに、他紙は報じない自由を発動しただけだ。沖縄の他の地元紙がいかに偏っているかよくわかる。
おそらく八重山日報しか報じていなかったから、報道は出鱈目な内容だということにしたかったのだろう。メディアの誤情報に政治家がSNSを通して訂正を求めることがこのところよく見かけるが、これは逆のパターンだ。
因みに、敷地に立ち入ったメンバーの1人である井上美智子市議だが、この市議は3月17日の市議会で、自衛官について「迷彩服でバイクや自転車に乗っている。まちの中では迷彩服で歩かないでほしい」と発言。さらに今月12日の市議会で「自衛隊が迷彩服で訓練していると、軍事訓練なのか防災訓練なのか分からない場合がある」と、自衛官に「防災訓練用と軍事訓練用の2種類の制服」を提案した人物だ。自衛隊の迷彩服に反発するクセに高校生に「赤紙」を配るとはどういう考えで行動しているのか理解に苦しむ。
ネットの反応
いつものやり方ですね。
八重山新報以外報じない理由は、野党が一番よくわかっているはずですよ。
(出典 石垣市)