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立憲議員が、能登半島地震の予備費使用について「わずか40億」と批判するも、初動対応で支援の総額ではないと指摘を受ける⇒ほんこん氏「災害時を政治利用してる」と憤慨




能登半島地震の被災地への支援について、政府は、今年度予算の予備費から47億4000万円を支出する方針で、9日に閣議決定するようだ。

これに噛みついたのが立憲民主党の議員。

両議院ともコミュニティーノートから指摘を受けている。その指摘の通り、40億円で終わるわけがない。あくまでも初動対応だ。

これについては、政治アナリストの大濱﨑卓真氏がXで解説していた。

【予備費40億円報道について】
能登半島地震への対応として閣議決定見込みとされる予備費40億円が「少なすぎる」との指摘がありますが、これは明らかなミスリードもしくは誤解です。
2016年熊本地震における第1弾の予備費は23億4,000万円、執行額は14億8,000万円です。第1弾は緊急物資支援目的のために確保されるもので、多くはプッシュ型にかかった費用です。
今後かかることが見込まれるプル型支援の費用や復興復旧の費用は、熊本地震の例によれば、第2弾予備費や(時期によっては)補正予算、本予算に反映されます。
本日報道されている「予備費40億円」は、あくまで初弾として、現在進行形でかかっている費用に対する予算措置であることに留意が必要です。

予備費の使用目的は『予備費の使用について』(S29.4.16閣議決定)で、「災害(暴風雨、こう水、高潮、地震等異常なる天災現象により生じた災害及び火災をいう。)に基因して必要を生じた諸経費その他予備費の使用によらなければ時間的に対処し難いと認められる緊急な経費。」と決められています。

従って、今回の地震で発生した損害すべてを「予備費」でやるかと言われれば、復興復旧にかかる費用全部が「予備費」に入るわけではありません。今後必要に応じて、補正予算や本予算を組むことになります。

引用元 https://twitter.com/oohamazaki/status/1742847348580196688

タレントのほんこん氏も6日のラジオ番組で指摘していた。

ほんこんは「ほんまにこれビックリするなと思うのよ。被災地支援40億で終わるわけないやん。これ第1弾や。第2弾、第3弾とあって、結論から言うたら、熊本地震のとき補正予算7780億円計上されてんねん」とあきれ顔。

また、杉尾氏のポストには「コミュニティノート」(匿名で誤解を招くと指摘できる機能)が付けられていることを指摘し「俺、これ恥ずかしいと思うねん。議員の方がこれ付けられたら。あなたは何をもってこういうポストをしてるのかな?と思う。もっと調べて(ほしい)」と訴えた。

その上で「これ議員としてはダメでしょ。災害時を政治利用してるっていう、政争の具にしてるやん。それはちゃうやろ」と憤っていた。

引用元 ほんこんが蓮舫氏に憤慨「災害時を政治利用してる」 能登地震47億円予備費を批判で

仰る通り。

また、「たった40億円」というワードがネット上に流れていることについて、岸田総理はBSフジ「プライムニュース」で「発言の一部だけを切り取って報じているのではないか」と述べた。

能登半島地震をめぐり、現地の支援体制強化へ向けて予備費から40億円を拠出すると表明したことに対し「たった40億」など、額が少ないとする批判がSNSにで相次いだことについて問われ「発言の一部だけを切り取って報じているのではないか」と、反論した。

司会の反町理キャスターに「40億ぽっちなのかという話も出ている」「熊本地震の時の補正予算は、7780億円を組んでいる。40億で打ち止めということではないですよね」と指摘された首相は「発言の一部だけを切り取って報じているのではないか」との認識を示し「(地震)発災後の状況の中で、プッシュ型で必要なものを送り込むための費用として予備費を確保したいと申し上げた」「発災直後のプッシュ型支援において、熊本地震の時は23億円が必要とされた。今回は大変寒い季節で地理的な特徴もあり、その倍以上の予算は求められると。発災直後の支援において、それだけ(40億円)必要と言うことを申し上げた」と述べ、40億円はあくまで、地元の要望を待たずに行う「プッシュ型支援」に活用する額だと強調した。

また「7780億円は(熊本地震の)復興復旧の全体のお金だ。今回については令和5年度の予算が4600億円ほど残っているのを使う。令和6年度の予算も予備費5000億円を用意する。これから(国会で予算)審議をお願いするが、こういった予備費を使うことを考えている」と訴えた。「予算の制限で復興復旧をちゅうちょすることは、絶対考えないと申し上げている」とも述べた。

中略

首相は、同番組で「今後の復興復旧の全体予算については、予備費をまずしっかり使うことで対応していく。状況を見ながら、その後も柔軟に対応することを考えている」と強調。「予算が心配だからと復興復旧ちゅうちょすることは、あってはならない」と何度も否定し、理解を求めた。

引用元 「たった40億」批判に岸田首相反論 プッシュ型支援の額だと強調 予算制限は「絶対考えない」

杉尾氏も蓮舫氏も切り取り報道に釣られたのだろうか?しかし、長年議員を務め、且つ政権担当経験のある議員なら、災害時の対応について知らないわけがない。それでもこういう発信をするということは、ほんこん氏が指摘するように、災害を利用して政争の具にしているからだと言わざるを得ない。万が一、知らずに、報道に釣られて発信していたというなら議員としての資質を疑わざるを得ない。

中には、激甚災害の指定について理解していない議員もいるようなので、もしかしたら本当に釣られてしまったのかもしれない。







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