• HOME
  • メディアニュース
  • 個人の被災地支援について、やす子さん「自衛隊は自己完結してて、燃料、食べるもの、寝るところもすべて自分たちで持って行く」

個人の被災地支援について、やす子さん「自衛隊は自己完結してて、燃料、食べるもの、寝るところもすべて自分たちで持って行く」




能登半島地震の支援として、国会議員やYouTuberなどが被災地を訪れ支援活動を行っていることについて、芸人で元自衛官のやす子さんがテレビ番組で持論を語った。

「一般の方がいま、助けに行くぞって行かれているんですけど、その一般の方がどこに泊まるかというと、民泊を借りたりとか、ガソリンをどうするかというと現地のものを使わないといけなくて、被災地の方にも力を借りなければいけなくなる」と個人が乗り込むことの問題点を具体的に指摘した。

続けて、「けど、自衛隊は自己完結してて、燃料、食べるもの、寝るところもすべて自分たちで持って行く。ですので、被災地に迷惑をかけずに支援ができるのが、自衛隊の大きないいところのひとつかなと思っているので」と話した。

さらに「自衛隊の方も余震があるので、気をつけて頑張っていただけたらなと思います」と気遣いも見せるなど、完ぺきに説明してみせた。

一方で、一般市民ができることについてもきちんと言及。「緊急車両が通れないと助かる命も助からなくなってしまう。いま、みんなができることは、募金とか、一旦、いまいるところで祈るというか、いまできる生活を送った方がいいんじゃないかなと思います」と語った。

引用元 やす子が完ぺき説明「自衛隊は被災地に迷惑かけずに災害支援できる」一般市民へは自重求め「みんなが出来るのは祈る事」

やす子さんの指摘がまさに今、ネット上で議論を醸している。

れいわ新選組の山本太郎代表が被災者に配るカレーを食べたことについて、「被災者と同じものを食べて触れ合うことも大事」という意見の一方で「ボランティアは手弁当が原則。被災者の食事は手を付けるべきではない」と意見が割れている。

現場がある程度おちついて、復興支援を目的としたボランティアだったら、個人のボランティアの助けはありがたいが、災害直後の人命救助の支援については、やす子さんの考えに同意だ。災害発生直後に、素人が土砂崩れの現場や倒壊したての建物に近づくのは非常に危険だ。

ましてや混乱している現場に「燃料、食べるもの、寝るところもすべて自分たちで持って行く」ことが出来なければ、結局は被災者と同じ生活を送ることになり、それを支援する人たちの負担が増えるだけだ。

個人の被災地支援がダメということでは決してない。タイミングが重要で、その時その時で相応しい支援の形があるということだ。

ネットの反応

一般人の支援で問題になるのはその点ですよね。
そこで自衛隊のように自己完結させるのは、中々ハードルが高いです。
過去に活動したことがある人は復興には時間がかかることを理解してるから、3ヶ月後でも6ヶ月後でも貢献できると分かっている。
ボランティアに行こうかと迷った時に、食料はもちろん交通手段、寝る場所排泄さえも全て自己完結できるくらいの覚悟がないなら行くべきではないと言われハッとした。被災地の貴重なリソースをボランティアが使ってはいけないと。やすこさんのおっしゃる通りだと思います。
今回のことで炊き出しについて、素人が善意で行くことは危険なのかもと思いました。
やす子さんは元自衛隊員であったからこそ、色々な事を客観的に捉え、伝える事が出来るのだと思う。
本来は自衛隊の広報がもっと情報を出すべきですね。







この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!