麻生副総裁、米訪問で「台湾の軍事統一は許されず」




9日から訪米の麻生太郎自民党副総裁は、10日、米ワシントンで講演し、中国を台湾について触れ「軍事的統一は許されない」「中国との対話継続を諦めてはいけない」と語った。

自民党の麻生太郎副総裁は10日、米ワシントンで講演し、中国の習近平政権が武力行使による台湾統一を選択肢としていることを指摘して「軍事的統一は許されない」と述べた。「中国との対話継続を諦めてはいけない」と米国などと協力して自制を促す考えを示した。米国に環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への復帰を求めた。

中略

また、中朝露など「日米両国が直面する脅威は増大しており、日米同盟に基づく幅広い連携や協力がますます重要になっている」と主張。米英豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」への日本の参加を改めて提案した。インド太平洋地域における「安全保障協力体制の構築」も視野に入れるべきだと語った。日米が「相互に信頼し合った関係」を強化し、国際秩序の安定に貢献していくことを呼び掛けた。

引用元 自民・麻生太郎副総裁「台湾の軍事統一は許されず」 中国との対話呼びかけ 米講演

麻生氏は8日に、福岡県内での講演で、「台湾で戦争ということになった時、我々は台湾にいる日本人を救出しなければならない。台湾に戦ってもらわなければ、無事に救出することは難しい」「台湾の非常時は、間違いなく日本の存立危機事態にもなる。準備をしておかなければならない」と語ったが、この発言について、在日本中国大使館は「日本の政治家が再び台湾問題で誤った言論を発し、中国の内政に干渉した」として、「強烈な不満と断固とした反対」を表明していた(参考)。

また、今回の麻生氏の訪米について「岸田総理が3月上旬にも国賓待遇で訪米するのを踏まえ、地ならしを図るとみられる」と報じられていたが(参考)、麻生氏はカート・キャンベル氏と会談し、岸田総理の国賓待遇による訪米に向け、調整を加速させる方針を確認し、キャンベル氏は「非常に強固な日米同盟を発展させていく上で、首相の訪米は大変重要だ。実現へ最大限努力する」と述べたという(参考)。

しっかりと仕事はこなしている。また、中国の反応を見ると、まだまだ麻生氏の影響力は衰えていないようだ。


(出典 自民党)







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