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公明・山口代表、防衛装備品の第三国輸出について「なぜこれまでの在り方を変えるのか」「殺傷能力を持った武器を輸出しないのがわが国の基本的な進め方で世論も圧倒的に支持している」




公明党の山口那津男代表は16日の記者会見で、国際共同開発した防衛装備品の第三国輸出を可能とする制度見直しについて言及。

公明党の山口那津男代表は16日の記者会見で、国際共同開発した防衛装備品の第三国輸出を可能とする制度見直しを巡り、政府側に必要性などを説明するよう求めた。

「なぜこれまでの在り方を変えるのか、ほとんど政党にも国民にも説明されていない。きちんと対応すべきだ」と語った。

政府は次期戦闘機開発を念頭に2月末までの結論を与党側に求めている。山口氏は「殺傷能力を持った武器を輸出しないのがわが国の基本的な進め方で世論も圧倒的に支持している」と強調した。


(出典 公明党)

引用元 第三国輸出で政府に説明要求 山口公明代表

昨年11月22日の朝日新聞によると「武器輸出を制限している政府の「防衛装備移転三原則」の運用指針の見直しに関し、公明党の実務者は21日、他国企業の許可を得て日本国内で製造した「ライセンス生産品」のライセンス元の国への輸出解禁をめぐり、輸出先から第三国への移転については「現に戦闘が行われている国・地域」を除外するべきとの見解をまとめた。」ということだった(参考)。

読売新聞も昨年12月2日「自公両党の実務者で作るワーキングチーム(WT)は4月以降協議を重ね、7月には共同開発する装備品の第三国移転を容認する方向性を打ち出した。こうした経緯を踏まえ、自民若手は公明幹部の発言を、「今までの議論を無視している」と批判する。」と報じている(参考)。

11月22日~23日に山口代表が中国を訪問してから公明党は、上記事のように態度を硬化させている。自民党議員が困惑するのも当然だ。これではネット上で憶測が飛ぶのも仕方ないことだ。

石原慎太郎氏の警告が的中している。

また、山口代表は15日、鹿児島市内の党会合で講演し、与党・民進党政権の継続が決まった台湾と中国の関係について「物事を対話によって平和的に解決していくことが世界の共通認識だ。力を使うことがないようにしていかなければならない」と指摘したという(参考)。

もちろん仰る通りだ。ただ、山口代表が訪中して以降も尖閣は脅かされている。山口代表は訪中の際に、中国の王毅外相と会談した。会談では尖閣問題に言及し、NHKは「沖縄県の尖閣諸島周辺で中国の公船が領海侵入を繰り返していることなどを念頭に「東シナ海を『平和・協力・友好の海』とすると具体的にあらわすことが重要だ」と指摘しました」と報じていた(参考)。はっきりと「領海侵入はやめろ」と言わなかったのだろうか。それとも言ったのか?くぎを刺しての現状なら、中国と「物事を対話によって平和的に解決していくこと」が困難ということになる。

ジャーナリストの門田隆将氏は「それならさっさと尖閣問題を対話で解決しろとツッコミ多数。あなた何の為に訪中しているの?」と指摘。

仰る通りだ。仮にも与党なのだから、持ってるパイプとやらを最大限活用して、先頭に立って尖閣問題を対話で解決させてほしい。もし公明党が解決させることが出来れば、国民から溢れんばかりの賛辞が送られるだろう。中国からは嫌われるかもしれないが。

何のための訪中だったのか?単なる御機嫌取りなら、日本の態度を誤って伝えることになるので、行かない方がマシだった。







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