馳知事「「能登には来ないで」 「でも石川県には来て」 というお願いで混乱された方は、こちら」




元旦に能登半島地震が発生し、馳浩石川県知事は5日、「能登への不要不急の移動は控えて」とXに投稿。すると、馳知事は15日、記者会見で「石川に来てほしい」と訴えた。

「能登への不要不急の移動は控えて」が石川県に行ってはいけないというメッセージで伝わったらしく、能登の南の金沢や加賀の旅行などのキャンセルが相次いでいるそうだ。

そこで、馳知事は「石川県は南北に約200kmあり、大きく分けて能登地方と加賀地方に分かれています。加賀地方は新幹線や飛行機の交通インフラもほぼ通常通りです」と説明したうえで、「石川県に観光に来ていただくことが、甚大な被害があった奥能登とは違う状況で頑張っている県民を支えることになります。ぜひ、ご支援をお願いいたします」と訴えた。

地理に詳しくない人たちが勘違いするのは仕方ない。知事が引用している方のように、被災地とそうでない地域を説明する投稿は他にもあるが、これも被災地支援の一環だと思う。

一方で、16日に現代ビジネスが配信した記事によると、Xの「表示数稼ぎ」にデマが拡散されているということだ。記事には「能登半島地震に関して、「生き埋めになっています。助けてください」「挟まれて動けない」といったX(旧ツイッター)の投稿がネット上に溢れ、拡散された。だが、消防・警察が表示された住所に駆け付けるとニセ情報だったというケースが少なくなかった。」とあり、「デマで救援活動が妨げられている。法規制を含む対策が急務だ!」と、警察庁幹部が声を荒らげているそうだ(参考)。この報道が事実なら言語道断だ。投稿者は恥ずかしくないのだろうか。とても人の心があるとは思えない。

それに比べ、上記の投稿主は、少しでも県と被災地を支えようと、有益な情報を拡散させようとしている。何と誠実な心を持っているのだろうか。馳知事も「大変わかりやすい画像を作成していただき、ありがとうございます」と感謝している。県が被災地対応に追われ大変な中、県民が県に協力して支えてくれているのは心強いはずだ。これが支え合いではないだろうか。







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