JR東海「リニアに関して、誤った情報が報道を通じて広がっている」と、メディア向け説明会を開催⇒ネット上では「地元メディアが川勝氏の「援軍」で、県民が騙されている」との指摘も
主に地元メディアに対してだと思うが、静岡県の川勝平太知事による「誤った情報」を基にした報道が多くみられるとして、JR東海がメディア向けの説明会を開催。
リニア中央新幹線静岡工区問題を巡り、JR東海は24日、着工を認めない川勝平太静岡県知事による「誤った情報」を基にした報道が多くみられるとして、メディア向けの説明会を開いた。川勝氏が主張する部分開業案について、品川-名古屋間の早期開業には「部分開業ではなく、静岡工区に一日でも早く着工することが重要」と反論した。
「中央新幹線計画は大変大きなプロジェクトで、誤った情報が広がると多数の関係者に影響がある」
JR東海幹部は説明会の冒頭、直近でリニアに関する「さまざまな発言」があり、それを基にした誤った情報が報道を通じて広がっていることを懸念した。
以下ソースで
この点については、プレジデントオンラインの「川勝知事の「リニアのウソ」に私もまんまと騙された…静岡県民から「知事への不満」がなぜか聞こえないワケ」で、「リニア妨害を続ける川勝知事を静岡県民はどう見ているのだろうか。ジャーナリストの小林一哉さんは「地元メディアは川勝知事の『イメージ戦略』に一役買ってしまっている。これでは川勝知事のウソにだまされるのも無理はない」という――。」とあり、さらにこう指摘する。
ところが、県政トップによるこのとんでもない発言は、1月1日付静岡新聞をはじめ、新春恒例の各メディアによる知事インタビュー記事でそのままに取り上げられていた。
『全線開業から見たら名古屋までも部分開業。27年以降で期限が示されているのは37年の全線開通。南アルプスの問題は37年までに解決すれば目的は達成できる』(1月1日付静岡新聞) 『リニアの東京・品川―名古屋間の開業が「2027年以降」に変更された。革命だと思っている。27年以降というのは、それより延ばしてはいけないのが37年。言ってみれば、37年まで南アルプスは救われた。南アルプスはほっとしている』(1月1日付中日新聞)
『12月に(JR東海が開業時期を修正して)計画を変えたじゃないですか。南アルプス(を巡る環境問題)を27年までに解決しなければいけなかったわけですが、それが27年以降になった。だから、JR東海が南アルプスの問題を解決できないと気がついたことが非常に大きな節目(成果)だ。(知事として仕事をして)JR東海の方針が変わったんです。南アルプスさんの言葉を借りると「ここで一息つけたなあ」』
『完成目標は37年だから、そこまでに南アルプスの問題を解決すればいい』(1月3日付毎日新聞)「部分開業」「2037年がデッドライン」などの発言はJR東海からすれば、正確ではないどころか、全く間違った情報がそのまま各紙の読者に届けられたことになる。
それどころか、「2037年まで南アルプスは救われた」「南アルプスはほっとしている」などあたかも南アルプスの環境保全を最優先に、「知事として仕事をした」などと持ち上げたかっこうとなり、リニア工事にストップを掛ける川勝知事のイメージ戦略に各紙はひと役買ったことになる。
実際は、すべて川勝知事の勝手な解釈を基に「嘘」で塗り固められている。新聞各社は、まんまと川勝知事の思うつぼにはまってしまったのである。
インタビュー記事だからか、川勝知事の「嘘」を判別して、発言のどこがおかしいのかをチェックする機能が全く働いていない。
「真実」を追求するはずの新聞記者たちが、川勝知事の「嘘」には手も足も出ないようだ。
各メディアは川勝氏の嘘に翻弄されているとあるが、上記事の筆者は別の記事で地元紙の静岡新聞が川勝知事を「援軍」として擁護していると指摘している(参考)。
SNSでは「静岡県民はなぜ川勝知事を支持するのか?」と、疑問の声が多くあがっているが、地元メディアが川勝知事を擁護しているのだから、県民に事実が伝わっていないのだ。ネットを利用している静岡県民の多くは、川勝知事の酷さを理解している傾向にあるが、そうでないメディアの情報しか情報源のない人々は、川勝知事の酷さを理解していない。上記事の筆者の小林氏が「地元メディアは川勝知事の『イメージ戦略』に一役買ってしまっている。これでは川勝知事のウソにだまされるのも無理はない」とはそういうことなのだ。
紹介されている静岡新聞は、「県紙」と呼ばれる地方紙の中で、常にトップの部数を維持。県内で40%を超えるシェアを占めているという。静岡県内では最強の新聞なのだ。川勝知事が静岡県内でやりたい放題が出来るのも、静岡新聞が擁護しているからと言っていいだろう。
かつては保守系と言われた静岡新聞も、最近では左に寄ってしまったのだろうか。