鳩山氏「岸田首相は初動遅れを否定しているが、危機感が薄く、新年会に出席していたのには唖然とした」⇒多くの関係者が集まり、協力を求めるにはいい機会だったのでは？
鳩山由紀夫氏が２５日、Ｘに「岸田首相は能登半島地震に対する初動遅れを否定しているが、危機感が薄く、連合の鏡開きなど新年会に出席していたのには唖然とした」と投稿。
岸田首相は能登半島地震に対する初動遅れを否定しているが、危機感が薄く、連合の鏡開きなど新年会に出席していたのには唖然とした。地理的、歴史的に困難があることは理解するが、対応の遅れが大きく命に関わるので、避難所は勿論、自宅におられる方々のケア。仮設住宅の建設など時間との勝負である。
— 鳩山友紀夫（由紀夫）Yukio Hatoyama (@hatoyamayukio) January 25, 2024
自民党に否定的な人からよく聞こえる意見だが、静岡県の川勝知事が被災地支援の会議を欠席し、地元メディアの賀詞交歓会に出席していたものとはわけが違う。
１月５日の経済３団体共催２０２４年新年会では、岸田総理は挨拶冒頭で能登半島地震について言及。「令和６年の経済３団体新年会の開催にあたりまして、一言御挨拶を申し上げます。１月１日に最大震度７の令和６年能登半島地震が発生をいたしました。改めてお亡くなりになられた皆様に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。まずは震災対応に万全を期すため、政府総力を挙げて取り組んでおります。多数の避難者がおられ、そして避難の長期化も懸念される中、被災者の生活と生業（なりわい）を支えていくために息の長い取組を続けてまいります。」と述べている（参考）。同日の時事通信社新年互礼会と、連合２０２４新年互礼会でも同様に述べている。
鳩山氏は「新年会に出席して危機感が薄い」と言うが、あらゆる関係者が集まる場にて発言し、民間に協力を求めるのに、これほど絶好な機会があるだろうか。新年を祝う挨拶の冒頭に震災について言及することは、人によっては、なりふり構っていない必死さが伝わっているはずだ。首相経験者でありながらそこまで頭が回らないものだろうか。
またご子息から何か言われるのでは？と思ったが、鳩山紀一郎氏はこんなポストをしていた。
これは自民党が自分たちを日常的に支援してくれている業界を優遇するという「利権政治」です。被災で苦しんでいるのは旅行業界だけではありません。すべての予算に言えることですが、被災者を助ける予算も、もっとシンプルに、生活者としての個々人に、直接的に、できるだけ公正に、使うべきです。 https://t.co/uZEaZ0r1th
— 鳩山紀一郎 (@Hatoyama_Kii) January 24, 2024
政府がとりまとめる被災者支援のためのパッケージに「北陸応援割」を盛り込むことを「業界を優遇するという「利権政治」です」と非難している。
しかし、馳知事は「石川県に観光に来ていただくことが、県民を支えることになります」と訴えている。
「能登には来ないで」
「でも石川県には来て」
というお願いで混乱された方は、こちらの画像をご覧ください。石川県は南北に約200kmあり、大きく分けて能登地方と加賀地方に分かれています。加賀地方は新幹線や飛行機の交通インフラもほぼ通常通りです。… https://t.co/EAoFnWlzxE— はせ浩（馳浩）石川県知事 (@hase3655) January 17, 2024
被災地への経済効果が上がり、復興に繋がると考えられないのだろうか。鳩山親子の投稿は非常に残念な投稿だ。