小沢氏、自民政治資金問題念頭に「普通なら政権交代が当たり前」⇒しかし、受け皿になるはずの党の支持率上がらず
立憲民主党の小沢一郎議員は19日、Xに自民党派閥の政治資金問題を念頭に「普通なら政権交代が当たり前の腐敗政治。国民が怒らなければ、国が壊れてしまう」と投稿。
自民は楽しみ、国民は苦しむ。自民は豊かに、国民は貧しく。自民は脱税、国民は納税。自民に甘く、国民に厳しく。自民は明るく、国民は暗く。そんな自民をまだ笑って支持するなら、国民にはますます厳しく醜い国になる。普通なら政権交代が当たり前の腐敗政治。国民が怒らなければ、国が壊れてしまう。
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) February 19, 2024
その通り。普通なら政権が吹っ飛び、交代するほどの事態。国民は自民党に怒りを見せているが、政権交代の流れがなぜか起こらない。
小沢氏に言われるまでもなく国民は怒っている。だから自民党の支持率は下落した。しかし、受け皿になるはずの野党第一党である立憲の支持率がまだまだ及んでいない。読売新聞の世論調査では「自民党が24%(前回25%)、立憲民主党が5%(同5%)」だった(参考)。朝日新聞の世論調査では「自民21%(同24%)、立憲7%(同4%)」だった(参考)。とても政権交代が実現できる状態だとは思えない。
普通は与党の支持率が下落したら、その分野党第一党の支持が浮上してもいいはずだ。この異常事態について、小沢氏は着目すべきと考える。
なぜ政権交代の気運が高まらないのか?国民が次の政権に立憲は相応しくないと見ているからに他ならない。そして、国民は自民党の受け皿になりえる野党第一党の誕生を待ち望んでいるように思える。
それが日本維新の会なのか、国民民主党なのか、それとも新たに誕生した日本保守党なのか他の党なのかはわからないが、少なくとも、このままでは立憲の期待値が上がることは難しいだろう。
小沢氏も日ごろ、一生懸命自民党を叩いて頑張っているようだが、もっと立憲自体を見つめて、長年の経験を活かして、現状を打破できるよう導いてみてはいかがだろうか。