北村滋元国家安全保障局長「私は外事警察は国家主権と不即不離のものだと考えている」「スパイ今この瞬間も暗躍」⇒ネット「スパイ防止法を」
安倍晋三政権で国家安全保障局長や内閣情報官を務めた北村滋氏が、産経新聞のインタビューで「私は外事警察は国家主権と不即不離のものだと考えている」
安倍晋三政権で国家安全保障局長や内閣情報官を務めた北村滋氏が新著「外事警察秘録」(文芸春秋)を出版した。北村氏は警察官僚としてキャリアをスタートし、北朝鮮による日本人拉致問題、オウム真理教事件、中露によるスパイの暗躍などに長年対峙してきたことから「インテリジェンスマスター」と呼ばれる。新著は当事者の視点から「平成の裏面史」を振り返った渾身の作品で、北村氏に執筆にあたっての思いを聞いた。
--「外事警察秘録」を出版した狙いは
「昭和55年に警察庁に入庁し、令和3年に国家安保局長を最後に公務員人生にピリオドを打つまで、キャリアの大半をインテリジェンスに携わってきた。外事警察から見た平成史というものを書きたかったというのが動機だ」
--外事警察は外国スパイの取り締まりなどにあたるが、実態はあまり国民に知られていない
「私は外事警察は国家主権と不即不離のものだと考えている。外事警察は明治27年に治外法権を認めた幕末の不平等条約の改正に伴って発足した。敗戦後の連合国軍総司令部(GHQ)による占領期に活動を停止し、昭和27年のサンフランシスコ講和条約とともに復活している。こうした外事警察の歴史をインサイダーの立場で振り返ることは重要だと考えた」
--著書で取り上げた在京中国大使館の一等書記官だった李春光(リ・シュンコウ)によるスパイ事件では、日本の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加入を妨げ、当時はTPPに積極的だった米国との間にくさびを打つため、中国人スパイが暗躍した実態が語られた
「スパイは李だけではない。旧ソ連の国家保安委員会(KGB)のレフチェンコもそうだ。レフチェンコは、いかにわが国世論をソ連寄りにするかということで活動し、李と同様に日米離間を図っていた。たった今のこの瞬間でも外事警察は、こうしたスパイを抑止するための仕事をしているだろう」
以下ソースで
ネット上ではスパイ防止法の制定を求める声があがる。
ネットの反応
小野田議員だったと思いますが、「スパイ防止法に反対する人間がスパイだ」と仰っていました。
その通りだと思います。