中学校教科書、竹島「固有の領土」と明記⇒韓国政府が遺憾を表明し日本大使呼び出し抗議⇒遺憾を表明するぐらいならICJに付託して決着を付ければいい
令和7年度から中学校で使われる教科書の社会科の公民と地理で、竹島と尖閣諸島を「固有の領土」と明記される。
これを受け、韓国政府が遺憾を表明。韓国外交部は在韓国日本大使を呼び出し抗議したという。
韓国の外交部は22日、日本政府が公表した中学校教科書の検定結果について、「日本政府が独島に対する不当な主張と歴史的事実に合致しない主張に基づいて記述された教科書を検定で通過させたことに深い遺憾の意を表す」との声明を出した。
声明は「歴史的・地理的・国際法的に明白な韓国固有の領土である独島に対する不当な主張が盛り込まれた教科書を日本政府が再び検定通過させたことに強く抗議し、独島に対する日本のいかなる主張も受け入れられないことを明確にする」と強調。「日本軍慰安婦被害者問題や強制徴用問題に関する表現と記述が強制性を表さない方向に変更された」とし、日本政府が自ら明らかにしてきた過去の歴史に関する謝罪と反省の精神に基づいた歴史教育を真摯(しんし)に実践していくよう促した。
また、「未来志向の両国関係構築の根幹は正しい歴史認識から始まるため、日本政府が歴史を直視しながらより責任ある姿勢で未来世代の教育に取り組むことを期待する」と求めた。
外交部の金烘均(キム・ホンギュン)第1次官は同日午後、日本の相星孝一駐韓大使を同部庁舎に呼んで抗議した。
日韓両政府は関係修復に進んでいるが、いざ領土問題となるとこれだ。主権問題は絶対に棚上げしてはいけないことがよく解る。相星大使は、韓国側の抗議をそのままお返ししてもいいと思うが、どのような対応だったのだろうか。
日本政府の立場は「竹島は、歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに日本固有の領土です。韓国による竹島の占拠は、国際法上何ら根拠がないまま行われている不法占拠であり、韓国がこのような不法占拠に基づいて竹島に対して行ういかなる措置も法的な正当性を有するものではありません。」だ。日本の教科書が政府見解に沿うのは当たり前のこと。
韓国政府は遺憾を表明するぐらいなら、日本の国際司法裁判所(ICJ)に付託する提案に賛成すればいい。ICJの付託を拒んでいることこそやましいことの表れだ。
日本政府も、竹島問題の解決なしに関係し修復はありえないという姿勢を示してほしい。