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リニアの27年開業断念に知事らがコメント発表、神奈川県知事「国家プロジェクトであり責任果たすのは当然」大阪府知事「開業がどんどん先送りになるなら、先に名古屋と大阪間の工事を始めたら」 落胆の声も




JR東海が、静岡工区の着工を静岡県が認めていないことから「2027年の開業は実現できない」と、正式に断念したことを受け、神奈川県の黒岩祐治知事がコメントを発表。

黒岩知事は静岡県に「国家プロジェクトであり、それぞれが責任を果たすのは当然のことだ」と苦言を呈した。

東京・品川―名古屋間を結ぶリニア中央新幹線について、JR東海は29日、当初の2027年以降としていた開業目標を断念する方針を示した。神奈川県内でも相模原市緑区に「神奈川県駅」が開設される予定で、黒岩知事は記者団に対し「非常にショックを受けている。(工事が進んでいない)静岡県には、国と調整し合意点を見いだしてほしい」と語った。

リニア工事を巡っては、17年に静岡工区の工事契約が締結されたものの、静岡県が認めないため、着工されていない。

黒岩知事は「神奈川県も着々と準備をしてきた。国家プロジェクトであり、それぞれが責任を果たすのは当然のことだ」と苦言を呈した。

引用元 リニア27年開業断念、神奈川県の黒岩知事が静岡県に苦言「国家プロジェクトであり責任果たすのは当然」

大阪府の吉村洋文知事はXに「静岡工区が進まない、開業がどんどん先送りになるなら、先に名古屋と大阪間の工事を始めたらいい。」とコメント。

愛知県の大村秀章知事と岐阜県の古田肇知事の落胆の声も報じられていた。

愛知県 大村秀章知事「できる限り早期に東京・名古屋間が開業されることを強く要望したい」
岐阜県 古田肇知事「非常に残念。安全第一で工事を進めながらできるだけ早い実現を期待したい」

引用元 リニア2027年断念うけ 愛知・岐阜県知事から落胆の声

沿線10都府県で構成するリニア中央新幹線建設促進期成同盟会の会長でもある大村知事は、「極めて残念。(開業が)1、2年ではなく、さらにずれ込んでいくことは断腸の思いだ」と述べ、トンネル工事が始まっていない静岡工区について「科学的な論拠を積み上げて解決策をつくり、一日も早く着工していただくことに尽きる」ともコメントしていた(参考)。

山梨県の長崎幸太郎知事は「「大変残念だが、静岡工区の着工が数年単位で遅れており、ある意味必然」と語った。その上で「静岡県には、我々に対して説明してほしい。この問題を共有して、解決の速度を高めていくべきだ」と話した。」という(参考)。

三重県の一見勝之知事は「開業が遅れることが国益を損なっているのではないか」とのコメントを出した(参考)。また、一見知事は「全線開通は人口が減少する中で、三重県にとって必要不可欠なものだ。開業時期が明確になることを強く期待している」ともコメント(参考)。

この様に、各知事はそれぞれコメントを発表している。

三重県の一見知事が「開業が遅れることが国益を損なっているのではないか」とコメントしているが、まさにその通り。地方の自治体にとっては地域発展が遅れることになる。産経新聞は「リニア開業に合わせて進められている沿線の自治体の街づくりに影響が出るのは必至で、10兆円超と推計される経済効果の損失も懸念される。」と指摘していた(参考)。

また、リニア開業の遅れについて、自民党の片山さつき参院議員は、リニア開業で期待されている「核融合発電」に波及と指摘していた。

記事には「技術開発の遅れはエネルギー安全保障上の懸念となるだけでなく、国策としてリニアと核融合炉に注力する中国を利することにもつながる。」と記されていた。

川勝知事のせいでこれだけの影響が出る可能性がある。







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