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沖縄県、学校給食費の無償化に向け、中学校の給食費無償化へ。自治体に費用の半分を補助⇒中山市長「知事選の目玉公約でした。市町村に半額を求めるとは」





沖縄県は学校給食費の無償化に向け、2025年度から中学生の給食費を無償化する市町村に対し、費用の半分を補助すると発表したとのこと。

玉城デニー知事は公約の目玉に「学校給食の無償化」を掲げている。

学校給食費の無償化に向け、県は2025年度から中学生の給食費を無償化する市町村に対し、費用の半分を補助すると発表しました。

▽玉城デニー知事
「給食費の無償化に向けた取り組みの第一歩として、給食費の負担が大きい、中学生のお子さまを持つご家庭を対象に、中学3年間の学校給食費を無償化する市町村の取り組みを県として支援していくことといたしました」

玉城知事は24日開いた会見で、来年度から市町村が中学生の給食費を無償化する場合、費用の半分を県が補助すると発表しました。

今回、中学生のみが無償化の対象となりますが、その理由について県は、学校給食の実態調査の結果、高校への進学や部活動などで中学生がいる家庭の教育費の負担が大きかったためとしています。

一方、補助は市町村が費用の半分を負担して無償化を実施することを前提としており、地域差が出る恐れもあります。

▽玉城デニー知事
「できるだけ全ての市町村が取り組んでいただけけるように、我々も一生懸命協力していきたいという姿勢をお示ししたいと思います」

県によりますと現在、学校給食費の全て、または一部を助成している市町村は35市町村にのぼりますが、6町村は助成制度が無いということです。

引用元 中学校の給食費無償化へ 自治体に費用の半分を補助 2025年度開始・沖縄県

これに納得できないのが市町村だ。石垣市の中山義隆市町は「給食費無償化は知事選の目玉公約でした。私含め県民は当然県が全額負担するものと思っていましたが、ここにきて市町村に半額を求めるとは。しかも中学生のみで小学生は無し。明らかな県議選対策、現在知事与党(オール沖縄)多数なのだからやる気があれば2年前から出来ていた」とコメント。

「給食費の無償化に向けた取り組みの第一歩」と言うことは今後、小学校の無償化にも取り組むのだと思うが、中山市長が「当然県が全額負担するものと思っていました」と述べているから、寝耳に水だったのだろう。「我々も一生懸命協力していきたいという姿勢をお示ししたい」とあるので、一方的に決めてから市町村に協力を求めるつもりだったのだろう。

記事に「地域差が出る恐れもあります」とあるように、半分を負担できない市町村は県の補助だけということになる。ということは、給食費無料ではなく、半額ということになる。これが今後、小学校まで拡大となれば、市町村への負担はさらに増す。半額だけの市町村はさらに増えるのではないだろうか。

要するに予算が確保できなかったということだ。結局は玉城知事は出来ないことを公約の目玉に掲げていたということになる。ただ、何も着手しないのであれば、また「公約が~」と文句を言われるので、とりあえず市町村を巻き込み、やってる感を出したかったのだろう。

確かに半額でも家庭の負担は軽減される。一方で、もう半額を負担できない市町村は、おそらく「なんでうちの(市町村)は無料にならないの?」と迫られるだろう。県内で地域格差を作ってしまう可能性のことなど玉城知事は考えてもいないのかもしれない。

本当に県議選対策だとしたら、とんでもない愚策だ。







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