【また党内不一致ですか？】立憲・馬淵氏「自民べったりの維新と国民は野党と呼べない。自民を利する政党と組むことはできない」⇒岡田幹事長は参院選までに「国民民主と一つのかたまりになる」と述べていましたが？
立憲民主党の岡田克也幹事長は、国民民主党との関係について「いずれも連合に支援してもらっており、次の衆院選はしっかり協力し合う。参院選までには一つの塊になる。私の考え方はそういうことだ」と述べていたが（参考）、同党の馬淵澄夫衆院議員は「特に自民べったりの日本維新の会、国民民主党は野党とは呼べない。自民を利する政党と組むことはできない」と述べ、相変わらず党内がまとまっていないことが露呈した。
立憲民主党奈良県連代表の馬淵澄夫衆院議員（奈良１区）は１日、奈良市内で講演し、次期衆院選候補者が空白となっている奈良２、３区について「いずれも自民党現職は強敵だが、３区の方が候補者を立てる可能性が高いと思う」と語った。擁立したい人物がいるとも述べ、衆院解散に向けて準備を進めるとした。
３区について「県の面積の３分の２もある広大な選挙区で、１回の選挙で勝つことは難しいことを覚悟してもらえる人に立ってもらいたい」とした。
政局にも言及し、自民が政治資金問題で揺れる一方、野党もバラバラだとし「特に自民べったりの日本維新の会、国民民主党は野党とは呼べない。自民を利する政党と組むことはできない」などと述べた。
「政局にも言及し、自民が政治資金問題で揺れる一方、野党もバラバラだとし」とあるが、何より立憲内部がバラバラではないか。今回の発言もそうだが、政治資金パーティーを巡っても、法律化するまで開催しても問題ないと主張する人もいれば、法案提出した段階で開催すべきではないと反発する人もいる。処理水放出を巡っても、党の方針に逆らい「汚染水」と表現し、韓国野党と連携する議員もいる。野党をひとつにまとめる前に、党をまとめるのが急務ではないか。
馬淵氏の主張が、岡田幹事長の考えと違うと質問されれば、おそらく「議員個人の考えだ」と濁して終わるだろう。
そもそも国民民主はともかく、維新は立憲と組むことなど考えてはいないはず。むしろ、立憲を引きずり下ろし、野党第一党の座を狙っている。国民民主も共産と組んでいる間は連携の枠組みには入れないと述べている。