中国海警局、尖閣周辺で「日本漁船に退去するよう警告した」とSNSに投稿。国内に実効支配をアピールか
尖閣周辺で領海侵入を繰り返す中国海警局が、日本漁船に「退去するよう警告した」と中国のSNS「微博(ウェイボー)」に投稿したという。
取り上げた読売新聞は「尖閣の実効支配をアピールする狙いがあるとみられる」としている。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺に船を送り込み、領海侵入を繰り返している中国海警局が、中国のSNS「微博(ウェイボー)」で、尖閣沖で操業する日本漁船などを名指しし、<退去するように警告した>とする投稿を繰り返している。昨年7月頃から始まった動きで、個々の漁船を監視していると強調し、尖閣の実効支配をアピールする狙いがあるとみられる。
海警局による微博公式アカウントへの投稿は、同局が中国軍を統括する中央軍事委員会の傘下に入った2018年7月から確認できる。22年までは<海警局艦隊は我が釣魚島(尖閣諸島の中国名)の領海内を巡航した>とするほぼ定型の投稿を続けていた。
初めて日本の船舶を名指ししたのは23年1月とみられ、石垣市が尖閣沖で海洋調査をしたタイミングだった。
このとき現場では、同市の中山義隆市長らが乗った作業船が海保の巡視船に守られながら航行。周辺では日本漁船4隻も操業していた。
海警局はこの動きに、<(作業船を含む)日本船5隻が領海に不法侵入した>とし、<中国海警局は同船に対し、法に基づいて必要な措置を講じ、退去するよう警告した>と主張した。
操業する日本漁船を名指しするようになったのは、23年7月からとみられる。微博では、石垣市や与那国町などの少なくとも5隻の名前が確認できる。
尖閣沖で警備活動をする海保の巡視船については、23年10月以降、「領海侵入」から「不法侵入」と表現を強めて投稿している。
海警船は23年3月以降、尖閣の周辺海域で船舶自動識別装置(AIS)を作動させ、自らの位置などを周囲に知らせるようになった。こうした動きとともに、「現場で日本漁船に退去を求めた」という主張を重ね、実効支配につなげる狙いがあるとみられる。
さらに中国政府は6月、中国が主張する管轄海域に侵入した外国人を海警局が最長60日拘束できる新たな規定を施行した。尖閣諸島周辺にも適用されるとみられている。
以下ソースで
最近では中国が設置した沖ノ鳥島のブイが問題となり、日本は遺憾を表明しただけだ。尖閣付近の中国ブイも政府は抗議しただけで撤去していない。こういった日本の及び腰が中国を増長させ、いよいよ尖閣実効支配をアピールしたと考える。
もはや中国は日本の抗議など聞く耳を持たないことは明白。日本は本格的に「尖閣は日本の領土」とアピールするために、尖閣に港などの設備を設置し、公務員や自衛隊を常駐させるしか中国の侵略を止める手だけはないのでは?
ネットの反応
実効支配を着実に詰めてきている中国・韓国の方が正直言って上手ですね。
その間に、中国はサラミ作戦でじわじわと占領しています。