立憲、蓮舫氏大敗に「信じられない」。共産党との連携が裏目に出たのではとの指摘も
都知事選を振り替えし、小池都知事に大敗した蓮舫氏について、共産党との連携が裏目に出たのではとの指摘があがっているという。
東京都知事選で元立憲民主党参院議員の蓮舫氏の票が伸び悩み、立憲内に衝撃が走った。
「非常に厳しい結果になった。結果をしっかり分析した上で、次につなげていきたい」。立憲の大串博志選対委員長は7日夜、自民党などが支援した小池百合子氏の3選確実の報を受け、党本部で記者団にそう語った。
中略
しかし蓮舫氏は終盤にかけて勢いを失い、小池氏との当選争いどころか、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏と2、3位を争う展開に。蓮舫氏の街頭演説などには多くの人が集まり続けていただけに、立憲関係者からは「信じられない」との声が上がっていた。
蓮舫氏の支持が広がらなかった理由について、自民が小池氏に公式な推薦などは出さず「ステルス支援」に徹したことで、裏金への世論の批判を追い風にしきれなかったとの分析がある。裏金という国政を舞台とした問題を都知事選に持ち込もうとしたことへの批判もつきまとった。更に、共産党との連携が裏目に出たのではとの指摘がある。
立憲は都知事選候補者の選定段階から共産と連携。蓮舫氏が支持層の拡大を目指して「オール東京」を掲げたことを踏まえ、立憲、共産とも蓮舫氏の「推薦」は見送ったが、街頭演説では立憲と共産幹部が並び立ち、蓮舫氏を応援する場面も見られた。こうした振る舞いが無党派層や、岸田政権に批判的な保守層に嫌気された可能性があるという。無党派層に支持を広げきれなかったことについて立憲幹部は「（無党派層の）多くは改革派の保守を求めているということなのだろうか」と語った。
共産党の公認候補と錯覚するぐらい共産党が前面に出て応援していた。これでは保守層は勿論だが、無党派層も引いてしまう。しかも、力を借りたいはずの連合も離れた。完全に戦略ミスだ。
現職有利と言われるので、蓮舫氏は難しい戦いを強いられ、２位争いになると予想されていた。しかし、終わってみれば石丸伸二氏が予想以上に票を伸ばし、蓮舫氏は３０万票以上差を付けられ３位だ。（小池都知事２９１万票、石丸氏１６５万票、蓮舫氏１２８万票）
「立憲関係者からは「信じられない」との声が上がっていた」とあるが、当選は難しいと思っていたはずだ。信じられないというのは負け方だろう。政治家として知名度があり、選挙に強く、長年国会議員を務めてきたにも関わらず、これだけの大敗は予想していなかっただろう。
負け方が深刻だ。小池都知事との差はダブルスコア以上で、石丸氏とも３０万票以上開いている。蓮舫氏の政治姿勢が受け入れられなかった要素もあるだろう。しかし、振り返ると、政策発表を巡りごたごたがあったり、都知事選なのに国政を持ち込もうとしたり、公職選挙法違反の疑いや、相変わらず批判が多かったりと、数えれば様々な要因はあるだろうが、やはり共産党との連携の影響は大きいと考える。
補選全勝の勢いに乗って同じ戦略を取ったのが大きな間違いだった。都知事選では見事に裏目に出たと言っていいだろう。次期衆院選も、立憲は共産党と連携をするつもりだっただろうが、戦略の見直しが必要になるかもしれない。
ネットの反応
当選するとでも思っていたのだろうか。下馬評でも2位も危ういと言われていたのに。
まあプラス思考は大いに結構ですが、冷静に自身の立ち位置を把握することは非常に大切なことだと思いますよ
分析したらそりゃ色々敗因は出てくるだろうけど。
人情とかそういうレベルじゃなく、ヒステリックで気分悪くなった人多いと思うよ。
立憲の方々は本当に立ち位置が自覚できていないのですね。