非は認めない?都知事選で大躍進の石丸さんに集まる疑問の声!
都知事選で大惨敗と喫した蓮舫さんと違い、2位ながら大躍進と評価されているのが石丸さんだ。
歯切れの良さがウケたのだろうが、安芸高田市長時代には政治手腕に疑問に抱かざるを得ない点も散見された。
さらに安芸高田市長時代の選挙ポスターをめぐって、最高裁では石丸さんに支払いを命じる二審判決が確定した。
大躍進を遂げた石丸さんだが、政治家としての手腕にはまだまだ疑問が残る。
大躍進も遂げるも言動が物議を醸す石丸さん
都知事選では立憲民主党と共産党が激推ししていた「無所属」の蓮舫さんが大惨敗喫した。その一方で大いに注目を集めたのが石丸さんだ。都知事選では2位と望外の結果になったが、その政治手腕には疑問が残る。
石丸さんが注目を集めるきっかけになった安芸高田市長時代の議会との対立。だが、その対立を改めてみてみると自らの非を認めないともいえる行動があったのだ。
議会で起きた議員の居眠り騒動について興味深い記事がデイリー新潮にある。
6月10日、石丸市長は定例市議会に議員定数を16から8に半減させる条例改正案を提出。賛成1、反対14で否決された。もっとも石丸市長は本会議で居眠りする、説明責任を果たさない議員は議会軽視の最たるものとして、「恥を知れ!恥を」と怒り心頭だった。
(中略)
他の元市議もこう嘆く。
「2年前に居眠り騒動が起こった時、武岡さんはメールで謝罪し、議長を通して診断書も渡しているのです。それを石丸市長は、個人情報だといってシュレッダーにかけたと言っています。そんな言い訳はないじゃないですか。議長が持ってきたのだから、診断書は見ているはずです。内容が自分に都合が悪かったから、シュレッダーにかけたかもしれませんね」
居眠りをしたと指摘された議員が、診断書を提出したにも関わらずシュレッダーにかけたというのだ。
「恥を知れ!恥を!」と怒り心頭だった石丸さんは何故、当該議員が提出した診断書を見ようとしなかったのか。誤解が解く絶好の機会をみすみす逃したことになる。
言ったことを曲げないという姿勢は評価できるのかもしれないが、過ちを認めない姿勢は都知事選で大惨敗を喫した蓮舫さんと同様のようだ。
さらに、だ。石丸さんは驚きの裁判を抱えていたのだ。選挙ポスター費用の未払い訴訟だ。
2020年、広島県安芸高田市長選で初当選した石丸伸二前市長から、選挙ポスターの製作を受注した広島市の会社が、代金の未払いがあるとして石丸氏に約72万円の支払いを求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(草野耕一裁判長)は5日付で、石丸氏側の上告を受理しない決定をした。そして石丸氏に約72万円の支払いを命じた一、二審判決が確定した。
この石丸さんの敗訴について、紀藤弁護士はXに「最高裁判決を前提とすると石丸氏はほとんどモンスタークレーマー」と投稿している。(参考)
石丸さんにも言い分はあるのだろうが、政治家が選挙ポスターで訴訟になり、最高裁までいくといったことは聞いたことがない。
歯切れの良さがウケた石丸さん。だが多様な利害関係を調整するだけの政治手腕があるのか。
相手の主張を認めず、突っ走るというのであれば、蓮舫さんと大差ない。今後の活動に要注目だ。