【相も変わらず党内がバラバラ】泉代表、執行部批判の小沢氏に「外におられると1カ月の動きしか見られていない」と反論
立憲民主党の代表選出馬に意欲を示した泉健太代表は、かねてから泉代表や執行部に対し批判的な発言を続けていた小沢一郎衆院議員に「小沢さんもなかなか、(執行部の)外におられると1カ月の動きしか見られていないというのは、まあ仕方がないかな、という気がします」と反論したという。
立憲民主党の泉健太代表が22日放送のテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演し、同党の小沢一郎衆院議員の発言に対して反論した。
番組では、党代表選(9月7日告示、23日投開票)をめぐり、出馬表明をした枝野幸男前代表、現職の泉代表、出馬要請を受けている野田佳彦元首相らの構図を紹介。前回、泉代表を支援した小沢氏が、今回は野田氏を支援する可能性も触れられた。
泉代表は「結束としては小沢さんのところが一番強い気もするんですけど、まだどの陣営も支援を受ける、という判断をまだしていない状況じゃないかと思っています」と情勢を説明した。
大下容子アナウンサーからは、小沢氏が先月の講演で「野党協力が3年たってもできなかったので、この1カ月でできるのか。ダメでしょう」と、執行部を痛烈批判したこともツッコまれた。この発言について見解を問われた泉代表は「小沢さんもなかなか、(執行部の)外におられると1カ月の動きしか見られていないというのは、まあ仕方がないかな、という気がします」と反論。「この間けっこう…1カ月どころか3年間通じて、各野党と、関係がいいか悪いかで言えば、非常にいい関係だと、みなさんも見ていただいていると思います」と断言した。
泉代表は続けて「ただ右の野党、左の野党とよく言いますけど、みんなが一緒に、というのは、誰が代表になったから急に手品のようにできるのか、と言ったらそんなことはないわけで、あまり幻想ばかりを追い求めるんじゃなくて、現実に照らして、枝野さんもおっしゃってましたけど、地域ごとの連携だとか、政党ごとに異なるとか、これはある程度仕方がないこと」と説明。「その中で国会で一緒に戦える環境とか、いざ選挙の時には自民党を倒す、という文脈で、それぞれの政党が判断する、という信頼関係は、できている状況に今、あると思います」と語った。
反論と言うよりも、嫌味だ。結局、泉代表では党内をまとめられなかったということだ。
野党間で連携して自民党に対峙することを画策する立憲だが、相変わらず党内すらもまとめられない状況だ。
それに、泉代表は自民の総裁選について「派閥単位の動きが活発になっている」と批判していたが、立憲にだって「サンクチュアリ」「一清会」といったグループが存在し、影響が大きいようだ。何が違うのだろうか。
ネットの反応
野党第一党立憲民主党の代表は、次の総選挙次第では日本の首相になる可能性があるから、もっと重厚な人物でなければならない。
先日、辻元氏が派閥を解体しても総裁選に影響がある事を批判していたが、立憲もこの様にグループという名の派閥が幅をきかせているという事に変わりはない。