誤った情報を拡散させた小泉進次郎さん、総理総裁に相応しいの?
自民党総裁選で争点の1つになっているのが選択的夫婦別姓への賛否だ。
メディアからの人気が高い小泉さん、石破さん、そして河野さんらは前向きな姿勢を示している。
この3人の中で飛んでもない誤情報を記者会見で撒いたのが小泉さんだ。小泉さんが撒いた誤情報を高市経済安保担当相が訂正する事態となった。
人気だけある小泉さん。総理としての資質には疑問しかない。
小泉さんの誤認識!メディアは何故指摘しないの?
メディアから大人気の総裁候補の一人、小泉さん。出馬会見以降、ポジティブに取り上げるメディアが目立っている。
だが会見の内容を見ると、とんでもない誤情報を拡散していた。それが選択的夫婦別姓への賛成を明らかにしたときだ。
賛成する理由の具体的理由の1つとして「旧姓では不動産登記ができない」と語っていた。(参考) しかし、だ。この小泉さんの理由に対して誤りを指摘したのは高市経済安保担当相だ。
高市経済安保担当相は、自身の総裁選出馬会見の中で「少し正しく皆さまに知識を持ってもらいたい」と述べ、「選択的夫婦別氏制度を実現すると言う候補予定者に『(旧姓で)不動産登記ができない』と答えた人がいたが、4月から不動産登記は旧姓でできる」と語ったのだ。(参考)
高市経済安保担当相の指摘があっているのであれば、小泉さんが理由としてあげたことの事実が間違っていたのだ。間違った認識を理由としてあげてしまった小泉さんだが、まだ認識が甘い点がある。
小泉さんは選択的夫婦別姓に賛成する理由のもう1つの理由として「世論調査を見れば、選択制であれば別姓という選択肢を認めてよいのではないかという意見が増えている。」と語り、世論調査をあげていた。(参考)
いったいどの世論調査を参考にしたのか。内閣府の世論調査では次のような結果になっている。
現在の制度である夫婦同姓制度を維持すること、選択的夫婦別姓制度を導入すること及び旧姓の通称使用についての法制度を設けることについて、どのように思うか聞いたところ、「現在の制度である夫婦同姓制度を維持した方がよい」と答えた者の割合が27.0%、「現在の制度である夫婦同姓制度を維持した上で、旧姓の通称使用についての法制度を設けた方がよい」と答えた者の割合が42.2%、「選択的夫婦別姓制度を導入した方がよい」と答えた者の割合が28.9%となっている。
(出典 衆議院)
小泉さんには、「現在の制度である夫婦同姓制度を維持した方がよい」「現在の制度である夫婦同姓制度を維持した上で、旧姓の通称使用についての法制度を設けた方がよい」という声は届いていないのか。両方の意見を合わせると、選択的夫婦別姓を求める声を大きく上回る。
事実誤認、そして見たいものしかみない。このような姿勢の人物のどこが政策判断が求められる総理総裁に相応しいのか。
小泉さんには猛省を求めたい。