立憲代表選、多彩さ演出で推薦人になっても別の候補を支持!?⇒ネット「注目集めのパフォーマンス」
23日投開票の立憲民主党の代表選について、推薦する候補と支持する候補が異なるという異例な事態が起こっているそうだ。
立憲民主党代表選(23日投開票)で、候補の推薦人に名を連ねるなどした議員が別の候補を支援するケースが相次いでいる。出馬に必要な推薦人20人の確保に窮した陣営に対し、他陣営の議員が「代表選を盛り上げるため」(中堅)との理由で助力した結果だ。立民の国会議員数を考慮すると20人を集めるハードルは極めて高く、多彩な顔ぶれの論戦を演出することの困難さを浮き彫りにした形だ。
代表選には届け出順に、野田佳彦元首相(67)、枝野幸男前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)の4人が立候補した。このうち、泉、吉田両氏は推薦人集めに苦戦し、野田氏や枝野氏の支持者に対して働きかけを重ねた。
吉田氏の推薦人になった玄葉光一郎元外相はフェイスブックへの投稿で、野田氏を支持すると前置きした上で「吉田氏の陣営から繰り返しの要請を受け、代表選の構図全体を考えて推薦人になる判断をした」と明かした。吉田氏の推薦人には、告示前に発行した刊行物で野田氏支援を表明していた谷田川元衆院議員らも加わっている。
逢坂誠二代表代行はホームページで、泉氏の推薦人確保に取り組んだと説明する一方、代表選では枝野氏を支援する意向を示した。
背景にあるのは、推薦人20人という出馬条件の厳しさだ。自民党総裁選でも立民代表選と同数の推薦人が必要だが、国会議員数を分母にした「20人」の割合は、自民が5・4%、立民は14・7%となる。
代表選を多様な候補が競り合う場にすることは、人材の層の厚さのアピールにつながる。とりわけ、唯一の女性候補である吉田氏の出馬がかなわなかったとしたら、綱領に「ジェンダー平等」を掲げる立民にとって大きなマイナスだった。野田氏周辺は、吉田氏に推薦人が回った理由を「大局的な見地」と説明する。
一方、議員が「本命」をあえて明らかにするのは、自らの支持者向けの意思表示でもあるようだ。ある中堅は「推薦人になるには地元の支援者への説明が必要だ。意図があって支持しない候補の推薦人になるなら、その経緯も伝えなければならない」と語った。
候補者を多く出し、代表選を盛り上げるために、本来支持する人と異なる候補に推薦人の名前を貸したということだ。
記事を見る限り、「ジェンダー平等」を示すために、無理矢理女性候補の推薦人になったようだが、本当にそれでいいのだろうか?
自民党に対峙するには演出やアピールも必要なのかもしれないが、なにか色々重要な本質を見失っているように感じ、これが野党第一党の姿かと思うと残念でならない。