安部町長、議会で「日出町にこの土葬墓地は必要ない」と建設を認めない方針を表明
大分県日出町の土葬墓地問題で、9月に町長に就任した安部徹也町長は18日の町議会で、「日出町にこの土葬墓地は必要ない。町民も全く必要だと言っていない。土葬墓地建設の許可は難しいと考えている」などと述べ、土葬墓地建設を認めない方針を示した。
日出町議会の一般質問が18日から始まり9月就任した安部町長は町内で計画されているイスラム教徒向けの土葬墓地について建設を認めない方針を議会に示しました。
18日の町議会
◆ 安部徹也町長
「日出町にこの土葬墓地は必要ない。町民も全く必要だと言っていない。土葬墓地建設の許可は難しいと考えている」就任後初めて一般質問に臨んだ日出町の安部徹也町長。
衛藤清隆議員から土葬墓地について問われるとこのように答弁しました。
イスラム教徒向けの土葬墓地は別府ムスリム教会が日出町南畑の町有地に整備を計画しているものです。
町は土地の売却に向けた手続きを進めていましたが9月、安部町長が新たに就任して以降手続きは停止されています。
18日の一般質問で売却手続きを停止する理由について 阿部真二議員から問われると・・。
18日の町議会
◆安部徹也町長
「別府ムスリム教会は宗教上の組織であり、この組織に公の財産を随意契約で売却することは憲法第89条に抵触する可能性があると考えている」およそ6年前から進められてきた土葬墓地計画。今後は教会側に対し説明を尽くす姿勢を示しました。
土葬墓地建設予定地
◆安部徹也町長
「私自身はこれまでは錯誤の上でこの手続きが進んできたと考えている。ムスリム教会に対してはしっかりと話をした上でご理解いただければなと思っている」別府ムスリム教会役員のザファー・サイードさんは「これまで土葬墓地建設に多くの時間と労力をかけてきた。町長が代わったからといって手続きが出来なくなるのは納得出来ない」と話しています。
安部町長は土葬墓地建設に反対を表明し、町長選で容認派の現職を下し当選。
ネットの反応
他の宗教でも土葬の宗教はあるが、日本の法令に従っている。
どこの国に行っても、こう言われるのは当然のこと。