【なぜ?盗品の返還に条件?】対馬から盗まれた仏像、韓国の浮石寺が返還を承服も100日間の「法要」実施への了承が条件⇒ネット「さすが彼の国の発想は違う」
長崎県対馬市の観音寺から盗まれた仏像を巡り、韓国の最高裁は観音寺の所有権を認め、いつ返還されるか注目されたが、韓国の浮石寺が条件付きで返還に了承するそうだ。
12年前に長崎県対馬市の寺から盗まれ、韓国に持ち込まれた仏像をめぐって、所有権を訴えていた韓国の寺が日本への返還に反対しない考えを示したことが分かりました。
2012年に対馬市の観音寺から盗まれた長崎県の有形文化財「観世音菩薩坐像」をめぐっては、韓国の浮石寺が「中世に日本の海賊=倭寇が強奪したものだ」として、本来の所有権を主張し、韓国で裁判を起こしました。
韓国の最高裁は去年10月の判決で、「観音寺が所有権を取得したとみなすことができる」と判断し、浮石寺の敗訴が確定しました。
仏像は今も返還されていませんが、浮石寺は24日、最高裁の判決を踏まえ、返還に反対しない意向を観音寺に文書で伝えたと明らかにしました。ただ、100日間にわたって仏像の安寧を祈る「法要」を浮石寺で行うことに日本側が了承することを条件にしているということです。
浮石寺は、「観音寺から同意するという正式な文書が来週には届くと聞いている」と説明しています。
報じ方が悪いのか、それとも本当に韓国の寺が条件を出したのか。「100日間にわたって仏像の安寧を祈る「法要」を浮石寺で行うことに日本側が了承することを条件にしている」とあるがあまりにもおかしい主張だ。それに100日も必要ないはずだ。時間稼ぎと思われる。そもそも盗まれたものを返すのになぜ条件を付けるのか。有無を言わさず無条件返還が筋だ。もし、「返還する前に「法要」をさせて欲しい」とお願いしてきたのなら理解できる。
観音寺側は「返還されるのなら」と、条件に同意するようだ。「今まで待ったのだから100日くらい」と思っているかもしれないが、実際に戻ってくるまでは油断しないで欲しい。
ネットの反応
それでも浮石寺は「武力的かつ不法な略奪を合法化した野蛮な判決だ」と批判していたわけですから、今回の条件提示についても、単なる時間稼ぎにすぎず、約束を破るのではないかといった批判や懸念の声が上がるのも当然でしょう。実際に返還されるまで、引き続き注視していく必要があります。