「難問から逃げず国民と新たな日本を築きたい」と語る上川さん→拘束相次ぐ中国の危険情報レベルがどうしてゼロのままなの????
最終盤を迎えた自民党総裁選。現職の外相として挑んでいるのが上川さんだ。上川さんは「難問から逃げず国民と新たな日本を築きたい」と意気込みを示している。
しかし、だ。難問から逃げずと語っているが、今まではどうなのか。
中国による邦人拘束問題は未解決だ。そして、だ。解決ができないのであれば危険情報レベルを上げるといった手段もあるにもかかわらず、何も手を打っていない。
「難問から逃げず」、その言葉を易々と信じるわけにはいかない。
難問から逃げずと言いますが、外相時代に難問を解決できましたか?
自民党総裁選に最後に名乗りをあげた上川さん。現職外相であることから公務とバランスを取りながら総裁選に挑んでいる。
そんな上川さんだが、「難問から逃げず」という言葉をよく使っている。しかし、だ。我国と中国との間の難問は何一つとして解決はおろか、前進すらしていない。
(出典 外務省)
邦人拘束事案が相次ぎ、未だに拘束され続けていることを思えば、上川さんがいう「難問から逃げず」と言う言葉が空々しく聞こえる。
そして、だ。邦人拘束事案が相次いでいるにも関わらず、悠長な外務省の姿勢も明らかになった。環太平洋の先進国を見渡してみると、中国の危険情報レベルがゼロなのは我国だけだというのだ。
米国やオーストラリア、韓国など環太平洋の先進国・地域で中国本土への渡航や滞在の「危険情報」が「レベルゼロ」は日本だけであることがわかった。
(中略)
各国・地域の公式サイトによると、米国は4段階のうち上から2番目のレベル3で、「渡航の再考」を求めている。それ以上の危険レベルは「渡航禁止」のみだ。米国務省は「中国国内で、中国政府による米国民への不当な拘束の危険が存在する」と認定している。
アメリカ政府が「中国国内で、中国政府による米国民への不当な拘束の危険が存在する」としている渡航情報。実際に邦人が拘束されている我国の中国危険情報レベルがゼロなのは理解できない。
「難問から逃げず」というのであれば、最低限、危険情報レベルを引き上げるべきではないのか。
上川さんは現職外相として、難問から逃げたと言わざるを得ない。
中国に対して逃げ癖が付いている政治家が我国のトップを目指すなどあってはならない。