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メディアと野党が「自民、「裏金議員」原則公認」と批判も、八代弁護士、公認は「当たり前」公認外しは「二重処罰」




石破茂首相が次期衆院選で、自民党の政治資金問題に関わった議員を原則公認することをメディアが批判的に報じている。

 宮根誠司から「石破さんは本気で切り込む期待があったんですが」と問いかけられた本村健太郎弁護士は「期待があっただけに残念。裏金議員を公認すれば、当選すれば、何もなかったことになってしまう。本来であれば、裏金を何に使ったか、再調査をしないと、もし裏金を政治活動に使わず、議員個人の懐に入れたとすれば、確定申告をしないお金として、脱税になる。脱税議員を自民党は公認するのかということになる」と辛らつに述べた。

引用元 石破首相に識者全員が猛批判 本村弁護士「脱税議員公認するのか」「重鎮からがんじがらめ」宮根誠司も「ひょう変したと」

朝日新聞も「自民、「裏金議員」原則公認へ 衆院選で比例重複も容認、首相方針」と報じている。

しかし、「裏金議員」と非難されているが、収支報告書に記載していないことが問題で、関わった議員はすべて訂正済みだし、離党した議員や党員資格停止など、処分もされている。ここで公認しないとなれば二重処分になるのではないだろうか。

八代英輝弁護士も、石破首相の裏金議員公認は「当たり前」 公認外しは「許されない二重処罰」と指摘している

八代氏は、「私はちょっと違って、この問題は岸田政権の積み残し、処分が甘々だった、調査もずさんだったってことの負の遺産なんですよね」と指摘した。

処分が軽いとの批判もあるが、党としては一応処分を終えていることに「機関として自民党という組織が処分を下した以上は、公認しないとかいう選択肢はあり得ないと思うんです」と述べた。

「石破さんは公認権者なので判断すればいいですけど、基本全員公認が自民党としては当たり前」としたうえで、今後の選挙で「それが世の中から審判を受けるんです」とした。

「審判を受けるのは岸田さんがやったことであって、今は石破さんが総理ですけど、世の中が許してないのは岸田政権時代にやったことなんです」とし、「石破さんはもっと堂々として、これからどう政治改革をしていくのか、同じ事を繰り返さない新しい法改正とか、そういうを訴えていけばいいのに、なんで、周りの野党の言ってることに引きずられてしまうのか、理解できないですね」と述べた。

岸田政権時に決定した処分を変更することは「組織として許されない二重処罰だと思うんです。ただその審判を受けるのは自民党です。厳しい審判を受けることになるとは思いますけど」とした。

引用元 八代弁護士 石破首相の裏金議員公認は「当たり前」 公認外しは「許されない二重処罰」 野党批判で揺れる首相が「理解できない」

八代弁護士の指摘はその通り。納得のいかない有権者も多いと思うが、処分としては岸田政権で既に済んだこと。岸田前総理も責任を取った。ただし、処分の内容については選挙にて審判を受けることになるだろう。

野党議員からも非難の声があがるが、公認についてとやかく言うのは、はっきり言って内政干渉だ。不満があれば総選挙で有権者に訴えればいい。

ただ、今回不満の声があがった一番の原因は、石破首相のブレブレの姿勢だと考える。石破首相が総裁選出馬を表明した際は「公認するにふさわしいかどうか、徹底的に議論すべきだ」と発言しており、公認しない可能性も示唆していた。その後、「新体制で決めることだ。まだなっていない者が予断を持っていうべきではない」とトーンダウンし、今回の決定に至る。すべては石破首相の優柔不断さが招いた批判だと思う。







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