北朝鮮、最高人民会議の改憲討議で韓国を「敵」と明記へ。平和統一政策の放棄、領土、領海規定も盛り込む見通し
北朝鮮は、最高人民会議の改憲討議で、憲法に韓国を「敵国」と明記するとのこと。
北朝鮮の国会に当たる最高人民会議が7日、招集日を迎えた。金正恩朝鮮労働党総書記が1月に表明した韓国を「敵国」と憲法に明記する方針に基づき、改憲について討議する予定。7日の国営メディアは開催状況を伝えておらず、8日以降に具体的な内容を報じる見通しだ。
金氏は平和統一政策の放棄を掲げており、憲法の9条にある「自主、平和統一、民族大団結の原則に基づき祖国統一の実現のために闘争する」という記載を見直す可能性が高い。新たに領土、領海に関する規定も盛り込むとみられる。
北朝鮮は平和統一政策の放棄の表明後、軍事境界線の北側のみを自国の領域と見なすようになっている。
尹政権は国防白書に「北朝鮮政権と北朝鮮軍は我々の敵」という文言をすでに明記しているので、北朝鮮の方針については驚くことではないが、両国共に「敵国」としたということは、これまで軍事境界線としていたものが国境となり、記事にもあるように南北朝鮮半島の平和統一政策も放棄することになる。今後、互いに干渉しあわなくなればいいが、もし朝鮮半島を統一するとなれば、どちらかの国が瓦解するか戦争しかなくなる。
隣国と仲良くすることは確かに理想だが、これが現実だ。元は同じ民族でも思想が違えばこの有様だ。しかも世界で紛争が起こっているが、多くは隣国同士だ。国際情勢はいつどうなるか解らない。我が国が友好的な外交努力と平行して防衛力・抑止力の強化に努めなければならないのは、思想が違う独裁国家に囲まれているからだ。
隣国のことなので…で済めばいいが、朝鮮半島情勢が悪化する可能性を考慮して、日本への影響について政府は注視していかなければならない。なにより、拉致被害者を一日も早く取り戻してほしい。
ネットの反応
南への侵攻の可能性も高くなったことと思います。
世界中のほとんどが隣国と「仲良し」じゃない。
でもそれは、私たちご近所の『お隣さん』も同じようなもんじゃないのかな。