麻生氏の「台湾は近い国です」に、共同通信「中国の反発は必至だ」⇒ネット「何か困ることあるのか」「反発したきゃすれば良い」
自民党の麻生太郎最高顧問が東京都内で開かれた台湾関連の式典であいさつで、「(日本にとって)台湾は近い国です」と、台湾は日本にとって大事な「国」だと発言したことについて、「中国の反発は必至だ」と指摘。
自民党の麻生太郎最高顧問は8日、東京都内で開かれた台湾関連の式典であいさつし、台湾は日本にとって大事な「国」だと発言した。台湾を自国の領土と見なす中国の反発は必至だ。台湾が正式名称としている「中華民国」の呼び名も使い、関係強化を訴えた。
麻生氏は「(日本にとって)台湾は近い国です」と述べ、外交関係はないものの、友好を維持することが重要だと語った。日本の多くの人が「中華民国の重要さ」を理解しているとも強調した。日本政府は台湾を国家として認めていない。
麻生氏は、台湾海峡の安定は日本が集団的自衛権を行使できる存立危機事態かどうかの判断に関わるとも指摘した。
だから何だというのか。共同通信は中国から反発されるような発言は控えるべきとでも言いたのだろうか。
日本人の多くは台湾の重要さを理解しているし、台湾が中国の一部と思っていない日本人がほとんどだ。中国の反発があろうが、麻生氏は事実を述べている。共同通信の立ち位置がよく解る指摘だ。
逆に尖閣問題や領海侵入問題を巡っては、日本が反発しようが、中国には馬耳東風ではないか。日本も同じスタイルで行けばいい。
ネットの反応
中国の反発必至とか、中国からの反発が予想されるとか、まるで「日本を叱ってやって」というような奴隷姿勢に吐き気がする。そう唆された中国も日本批判をせざるを得ないので、媚中派にとっても有害なメディアだ。 https://t.co/XPPefa5yjl
— 楊海英(Oghonos Chogtu=Yang Haiying) (@Hongnumongol99) October 8, 2024
中国の反発が必至だからと言って、何か困ることあるのか、という話。
しょっちゅう反発してるだろ、中国は… https://t.co/FWY6lu0bkH
— 石川和男(政策アナリスト) (@kazuo_ishikawa) October 9, 2024
ジャーナリストなんだから
余計なキャプションとか入れるな
台湾が国かどうかについては、「日本政府は台湾を国家として認めていない」とあるが、国家の資格要件には、永続的住民、一定の領土、政府、 他国との関係を取り結ぶ能力があげられている。台湾には独立した政府あり、領土内で暮らす国民が存在する。概ね国家としての資格を有しているが、ただ一つ、台湾と外交関係を有する国は、2024年1月時点で12か国と、「他国との関係を取り結ぶ能力」が不足している点があげられる。これも中国の影響が強いのだろう。米国でさえ両岸問題が平和的に解決されるまで静視している。台湾について国か地域かと問われれば、現段階では「未承認国家」というのが妥当だろう。
日本は台湾との政府レベルの外交関係はないが、非政府間の実務関係を維持している。「日本が台湾を国家と認め、外交関係を結べばいいではないか」という指摘もあるだろうが、日本も米国と同じ立場だ。もし両岸問題解決前に外交関係を結ぶなら、その前に、日本が中国依存から脱却する必要がある。日本が1972年に、中華人民共和国と国交を正常化するための条件が、中華民国との関係を断つことで、日本はその条件をのんだ。ただし、中国の「台湾は中国の一部」という主張は同意せずに、中国の主張を「尊重する」とした。そして、中国依存が深まり現在に至る。中国は政治と民間交流をごっちゃにする。なにかあれば輸出入を外交カードに持ち出すので、台湾との外交について、日本は中国に配慮せざるを得ない状況になっていると考える。だから中国依存からの脱却が先決なのだが、残念なことに一部の政治家と経済界がご存じの通りなので、そううまくいかないのが現実だと思っている。