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野田代表、自公過半数割れ「非現実的でない」⇒確かに自民は議席を大きく減らすだろうが、立憲の躍進は微妙




立憲民主党の野田佳彦代表は、衆院選について、自公の過半数割れは「非現実的でない」と述べた。

――衆院選の争点は

「事実上の『裏金隠し解散』と指摘せざるを得ない。今は『信なくば立たず』という状況にある。政治への信頼を取り戻し、その上で他の政策を語れるような環境にしていきたい」

――当時の民主党が政権交代を果たした平成21年のように機運は高まっているか

「21年のときは民主党単独でも過半数が取れるという勢いを実感していた。その稀有なケースと比べれば今は違う。ただ、自民、公明両党の過半数割れは非現実的ではない。比較第一党となれば政権を担うチャンスもある。この考えをみんなと共有し、1議席でも増やすために全力を尽くす」

――党として単独過半数を目指すか、それとも自公過半数割れが目標か

「自公が過半数割れになれば政治が劇的に動く。自公過半数割れがマストの目標だ。わが党単独でも政権交代できるという意味で、獲得議席数が230人台になるよう比例代表の候補者も増やしていきたい」

――野党間の候補者調整を行うか

「選挙区調整は目に見えていないが、調整中のところや調整済みのところもある。手を付けていないわけではない」

――目標を達成できなかった場合は

「ベストを尽くすだけだ。私は政権を自公に渡してしまった。一度、水の中に落ちて、そこから崖に爪を立ててはい上がっていく気持ちで挑戦している」

引用元 立民・野田佳彦代表 自公過半数割れ「非現実的でない」 衆院選2024 党首に聞く

自公の過半数割れについては、自民への反発が大きいのは明らかだが、これまで自民へ投票していた国民がそのまま立憲に流れるとは考え難い。また、自民に替わる政党は?と考えると、支持率調査を見ても明らかのように、存在しないというのが現実だ。野党は候補者調整が難航していて、多くの選挙区で候補者が競合するとのこと。おそらく票が分散するのではないだろうか。投票率の激減も考えられる。

野田代表は、民主党政権誕生時とはケースが違うと述べているが、あの時の選挙直前の支持率は、民主が自民を上回っていた。自民は支持を下げたが、その分、民主が受け皿になっていた。

確かに公明はさておき、自民は今回の衆院選で大きく議席を減らすだろう。しかし、おそらく議席を伸ばすだろうが、立憲も微妙だ。立憲支持者のコメントを見ていると、民主党政権を崩壊させた野田代表が代表に就いたことで、落胆や不満を漏らしている支持者も多いようだ。それに、前回まであった共産票が望めないのは痛いはずだ。

とはいえ、野党にとっては今回の総選挙は間違いなくかつてないほどのチャンスで、このチャンスを生かせないようでは、この先、余程のことが起きない限りは政権交代は困難だと思う。

自民も追い詰められているが、実は立憲も追い詰められている。







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