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「あなたの一票で、日本は変わらないから!」が物議




元衆院議員・杉村太蔵氏の、衆院選投票を巡る発言が物議を醸している。

 元衆院議員の杉村太蔵が26日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」に出演。「あなたの一票で、日本は変わらないから!」と言い放った。

衆院総選挙の投開票日の27日の前日とあって、出演者で若者が選挙に行かない理由を考察した。「あなたの一票で日本を変えられる。だから選挙に行くべき」というステレオタイプな物言いを、杉村は「過度な期待を持たせすぎている」と疑問視。「あなたの一票で日本が変わる。そんなわけないから」とぶちまけた。

スタジオからは「えーっ?」。MCの今田耕司は「怖っ!元政治家。変わらないの?」と呆れられた。あまりのザワつきぶりに、発言した当人も動揺しつつ、「だって。あなたの一票以上に、あなたの一議席でも変わらなかったんですから」と、自身の議員時代でも日本を変えることができなかったと自虐的に語った。

以下ソースで

引用元 杉村太蔵「あなたの一票じゃ日本は変わらない」総選挙前日に謎強弁「若い人は自力で何とかできる」共演者から一斉反論

「あなたの一票で日本が変わる」は、いち個人に向けてのメッセージなら杉村氏の主張はその通りだが、あて先は全ての有権者だということを忘れてはならない。

これについては、昔の若い時の私も思っていた時期があった。だから、言いたいことは解らないでもない。今の若い人も同じ考えの人が多いのではないだろうか。確かに、個人の一票だけでは世の中は変わらないが、その一票の積み重ねが重要。それが民主主義の根幹である選挙だ。

今の日本の選挙は、国政選挙でも地方選挙でも、50%を超えればまあまあの投票率で、50%を下回る投票率の選挙が多い。世界と比較して非常に低い投票率だ。これが、ひとりひとりが選挙の重要さを自覚し、70%や80%に投票率があがれば確実に変わってくると思う。

また、杉村氏は「今の日本は素晴らしい国。僕自身は何の不満もない。これ以上いい国があるなら紹介してほしい。今の日本は完璧。何一つ変えたいところがないから、立候補しないんですっ!」と述べているが、これが投票率が低い理由でもある。日本は貧しいと言われ、現状に不満を持っている人はいるが、命に関わるほどの危険もほとんどないし、ごく一部を除いては、明日の食事に困る人もいない。ほとんどの人は贅沢ではないが豊かな生活が送られている。海外では、社会が不安定な国ほど投票率が高いと言われている。そうでない国でも、スウェーデンなどのように学校で選挙の重要性を教えている国もあれば、シンガポールやオーストラリアなど選挙に行かなければ罰金を課す国もあるという。そういう国は投票率が高い。

世の中を変えたい人は選挙に行くべきだが、反対に、今の日本を維持したい人も選挙に行くべきだ。

ネットの反応

確かに、僅か一票では何も変わらない。
その一票の総数が全てを変える。
だから、投票へ行って総数を底上げしないと何も変わらない。
僅か一票では何も変わらないから、投票は意味がないという結論は危険だ。
私自身は、選挙には必ず行き、少しでもマシと思える候補者や政党に投票するようにはしているが、別に「この一票が社会を変える」なんておこがましいことは思ってはいない。単に、民主政の社会に住まう社会人としての「責務」と心得ているだけのことだ。
豊かで不満がないから、選挙に行かないのだと思う。本当に世を憂ていて、変わってほしいと切実に願っていれば、政治に対する思いも変わるのでは。
日本を変えるには、一票では足りない。
だから多くの人が投票しないといけない。
組織票とはそういうもの。
政治に興味がないから棄権していると、投票した人達の意見が通るようになる。
そりゃ一票で世の中は変わらないよ。そんなの当たり前じゃない。何千万分の一なんだから。

ただ、その一票に同調する一票が何千何万とあれば変わるよ?杉村さんの言う事に間違いは無いが、正解でもない。







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