野田代表「首班指名選挙では、わたくし『野田』とぜひお願いをします」と野党各党に協力要請→政策調整なしでの協力は、ただの野合では???
議席がまさかの大幅増で慌てふためく立憲民主党。その際たる例が首班指名だ。首班指名で野党各党に「野田佳彦」と書いてもらおうと必死だ。
しかし、だ。選挙戦では政治とカネで「一点強行突破」したと野田代表は語っていた。つまり政策として何をやりたいのか全く浸透していないのだ。
野党各党には立憲民主党の政策を見極めてもらいたい。そうでなければただの野合だ。
想定外の結果?首班指名に奔走する立憲民主党
まさかの大幅な議席増だった立憲民主党。先を見通していなかったのか。総選挙後には慌てて首班指名の多数派工作に走っている。
日本維新の会の馬場代表と会談を行った野田代表。その様子が次のように報じられている。
立憲民主党・野田代表
「政権を変えていく大きなチャンスでもありますので、ぜひご協力をお願いをしたいと。首班指名選挙では、わたくし『野田』とぜひお願いをしますと」野田氏の要請に対し、維新の馬場代表は「国民になるほどと思ってもらえる大義がなければならない」と慎重な考えを伝えました。
このあと、維新の藤田幹事長は「他の党の党首の名前を書くには相当なすり合わせが必要だ。事実上、難しい」と述べ「馬場代表の名前を書く」と明言しました。
協力要請に行ったにも関わらず、あっけなく拒否されてしまった野田代表。水面下で幹事長をはじめとした両党幹部の接触はあったはずだ。それにも関わらず、即拒否。
どれほど立憲民主党が他の野党から信を得ていないかが良くわかる。
さらに、だ。国民側から見れば、立憲民主党が何をしたい政党なのかも全く伝わってこない。
選挙特番で選挙期間中に裏金問題の追及に徹したため連立政権樹立の際の政策ビジョンが見えないと指摘されると野田代表は「公示の日から最後まで一点強行突破に徹したから、劇的な変化が生まれてきてると思います」と語っているのだ(参考)。
政策については政策集も出しているとしているが、政策を語らなかった者を首班指名で書けるわけがない。
召集される特別国会、そしてその後の臨時国会では、一点強行突破ではなく、国民のために政策を語ってもらいたい。