自民、闇バイト対策に治安・テロ対策調査会の組織再編検討 トップを高市氏で調整
自民党は、今問題となっているSNSを通じた相次ぐ闇バイト問題について、党政調の治安・テロ対策調査会を「治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会」に組織再編し、トップには高市早苗前経済安全保障担当相を充てる方向で調整に入ったという。
自民党は、交流サイト(SNS)を通じた相次ぐ闇バイト強盗事件の発生を受け、党政調の治安・テロ対策調査会を「治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会」に組織再編し、対策を本格検討する方針を固めた。トップには高市早苗前経済安全保障担当相を充てる方向で調整に入った。党関係者が14日、明らかにした。
高市氏は、経済安保相時代にサイバーセキュリティー対策を担った経緯があり、適任と判断した。自民は、SNSなどでつながり実行役が入れ替わる「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」の実態解明や取り締まり強化を10月の衆院選公約で掲げていた。
どのような対策を取るかが注目される。
一方で、根本的な原因を同時に考えるべき。なぜ闇バイトが増え、希望者が現れるか?を考えれば、金銭的に貧しい層が増えているからではないだろうか。人の欲はそれぞれなので、「もっと欲しい」と考える者もいるだろうが、国民が豊かになれば、闇バイトの募集があっても、人は集まりにくい環境になると考える。
根本となる原因を取り除かなければ、こういう類はあの手この手と手法を変え存在し続けるだろう。そうなればイタチごっこになりかねない。闇バイト対策はもちろん必要だと思うが、同時に国民を豊かにする政策も急いで実施すべき。
もっと言えば、外国人犯罪も対応してくれればありがたいのだが。
さて、何故高市氏か?という話だが、サイバーセキュリティー対策を担った実績もあるが、保守層から根強い支持を受ける高市氏を起用することで、一定の支持を取り戻したいという思惑もあるのかもしれない。