沖縄防衛局が県に再度安全対策を要請。事故から約5カ月経過した今も、何ら安全対策を講じない県にブチ切れか?「不誠実な対応に終始している」
名護市の安和桟橋で起きた死傷事故から5カ月。
防衛省沖縄防衛局は沖縄県に対し、現場の安全対策を強く求める要請文を8月に提出。しかし、何ら対策を講じない県に対し、再度要請文を提出した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が6月、ダンプカーに巻き込まれて死亡した事故で、防衛省沖縄防衛局は26日、沖縄県に対し、現場の安全対策を強く求める要請文を出したと明らかにした。
防衛局は8月にも、玉城デニー知事宛ての要請文を提出しているが、事故から約5カ月経過した今も、県は何ら安全対策が講じられていないとして「不誠実な対応に終始している」と批判している。改めて県に苦言を呈した形だ。
防衛局は要請文書で、「事故は民間事業者の作業を妨害する者による行動に起因したもの」と断じた上で、「妨害自体が問題であり、県による対応が極めて重要だ」と指摘している。
(出典 沖縄防衛局)防衛局は9月上旬以降、安全対策について県の担当者と打ち合わせをしてきたが、県側から具体的な提案は全くなく、港湾を利用する事業者側が県に求めていたガードレールの設置についても、県の担当者は「実施できない」と述べるのみだったという。
防衛局は「形式的に(打ち合わせの)場を設けているだけで、安全対策のための実質的な協議になっていない」と県の対応を指弾した。
事故現場では、事故前から事業者側が「抗議者が事故に巻き込まれないようガードレールを設置してほしい」と何度も要請し、玉城知事も把握していたが、県は「歩行者の横断を制限することになる」として認めてこなかった。
防衛局は県の不誠実さにブチ切れの様子。
しかし、これまでの一連の報道を見る限りは、玉城知事と県は沖縄県警の捜査結果が出るまで何もする気は無いようだ。
県警は今月4日、事故現場で実況見分を行っている。事故映像も確認しているはずなので、そろそろ答えが出てもいいと思うのだが。
おそらくこの件も議会で取り上げられるだろう。米ワシントン事務所、災害対応と、玉城県政のピンチは続きそうだ。
ネットの反応
しかも、「沖縄県という行政組織による不作為」によって、「起こるべくして起こった事件」であり、沖縄県による不作為もっと大々的に報じるべきです。
沖縄県も沖縄県警もデニーが県知事に居る内は何を言っても聞く耳なんて持たないだろう。
どちらを優先するべきかは言わずもがな
県にはすでに人命が失われているのになんら対策を講じないという選択肢はありえない