来夏の参院選に向けた立憲民主、国民民主両党の基本政策を巡る話し合いが早くもつまずく




来夏の参院選に向けた立憲民主、国民民主両党の基本政策を巡る話し合いが早くもつまずいているそうだ。

来夏の参院選に向けた立憲民主、国民民主両党の基本政策を巡る話し合いが早くもつまずいている。立民側は基本政策を協議する「共通政策協議会」を年内に立ち上げると表明したが、国民民主側は立民側の発表は違うと主張する。両党は選挙協力には憲法やエネルギーなどの基本政策の一致が必要との認識だが、話し合いの場を作る段階から虚実ないまぜの状態に陥っている。

■「連合の推薦政党として共通政策を」

立民の辻元清美代表代行は9日、国民民主側との認識のズレについて問われ、「協議体という言葉で言うのかは別として、(話し合いは)相当いいところまで詰めてきた。これまでの延長線上でやっていこうという趣旨だ」と述べた。同時に、「もったいないですよ、今まで積み上げてきたことがね」とも付け加え、引き続き政策協議を進めるべきだと強調した。

中略

■「立民は拙速すぎる」

だが、国民民主の榛葉賀津也幹事長はかみついた。榛葉氏は翌6日の記者会見で、「『国民民主と連携しますよ』ということをアピールしたいのかもしれない」と勘繰った上で、「協議体、どうこうという話ではない」と突き放した。

榛葉氏の発言には立民側から反発の声が上がる。立民が前のめりなのは、参院選の帰趨を左右する改選1人区で国民民主の選挙協力を得たいからだ。立民幹部は「国民民主の高いレベルでも確認したと聞いた上で発表した」と明かす。榛葉氏は令和元年参院選で立民に対抗馬をぶつけられたことがあり、立民中堅は「私怨」と吐き捨てるように言った。

一方、国民民主側は「立民側は拙速すぎる」(関係者)と警戒心を隠さない。これまで立民が憲法やエネルギーなどの基本政策をないがしろにし、国民民主や連合が連携を否定する共産党との共闘を重視してきたからだ。

榛葉氏は立民と共産が共闘した7月の東京都知事選などを挙げ、「主義・主張の異なる政党とがっつり組んだ人もいた。そういう一個、一個を立民が整理して基本政策をどうするかだ」と述べ、まずは党内意見を集約するよう注文を付けた。

引用元 立民・国民民主、虚実ないまぜの「共通政策協議会」 基本政策巡る議論で早くもつまづき

衆院選で議席数を大幅に増やした立憲民主党だが、存在感と言えば、立憲よりはるかに議席の少ない国民民主党の方が圧倒的に示している。今や与党とさえ対等に近い形で渡り合っている。立憲は参院選に向けてここで何とか国民民主と取り込みたいと考えているのだろう。しかし、国民民主は政策重視もそうだが、共産党との関係にこだわりを見せている。そうやすやすと立憲の口車には乗らなそうだ。

立憲はこれまでの選挙で、共産党と決別するように連合に促されたが無視し、国民民主と連携をしたい時だけ連合を仲介にするような手を使っている。こういうところも有権者に見透かされている。

ネットの反応

この連携は国民民主党側にメリットがないのではないでしょうか。そうであれば、国民民主党より立憲民主党が前のめり気味になるのも無理はないことかと。衆院選後、当規模の割に存在感を出せていない立憲民主党としては、野党第一党としてのアピールをしたいところでしょうが、できればそれは衆院選前にやっておくべきだったでしょう。
立民側はやっぱりまだ党内がまとまれないのだと思う。共通する理念や政治的信条のもとに集まったというより、民主党が解体して、希望の党からあぶれた人たちの受け皿としてスタートした党だから、憲法や安全保障、エネルギーといった国の根幹に関わる政策を一本化できておらず、他党との基本政策のすり合わせができない。「政権交代」を目的とした「選挙協力」しか訴えられないのでは、国家の未来を託すことはできない。
立憲民主としては、国民民主が株を上げる中なんとか野党第一党としての存在感を出したいのであろう。だからなんとか国民民主を「従える」という印象を支持者に見せたいのであろう
しかし考えてみれば、立憲民主と国民民主が共闘するなら筋が通るものではないはず
もともとはあるべき国のかたちをどう考えるか?という、政党としての哲学が違うから、分党したのではないか
国民民主が、今回躍進したのは、なんだかんだと言っても、立憲活動家と決別しているからでしょ。
立憲民主党は、国民民主党に信じてもらえていないという認識があるのでしょうか?







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