石破首相、大連立、ダブル選挙「どちらの『だ』も言っていない」に党内から「言葉の重みをご存じない」「その言葉を使うこと自体アウト」

野党との「大連立」や夏の参院選に合わせて衆院選も行う「ダブル選挙」について、石破首相は「どちらの『だ』も言っていない」と否定。

石破総理大臣は野党との「大連立」や夏の参議院選挙に合わせて衆議院選挙も行う「ダブル選挙」について問われ、「どちらの『だ』も言っていない」と否定的な見方を示しました。

石破総理大臣
「私が大連立の『だ』の字でも1回でも言ったことありますか。ダブル選挙の『だ』の字でも1回でも言ったことがありますか。どちらも私が申し上げたことはございません」

石破総理は少数与党の解消に向けた主要野党との大連立について、「政府の言うことはもっともだと思ってもらうべく、誠心誠意、説明したい」と話し、国会では合意形成に努めていく考えを示しました。

また、「ダブル選挙」の可能性についても「憲法の規定を確認したまで」と否定しました。

引用元　石破総理「どちらの『だ』の字も言っていない」 大連立、ダブル選を否定

確かに石破首相は「やる」とが言及していないが、大連立もダブル選挙も可能性を否定していなかった。

これに党内から反発の声があがった。青山繁晴議員は「総理の言葉の重みをご存じない。そんなことを口にした総理は史上初だ」「現職の総理が大連立、ダブル選の言葉を使うこと自体アウトだ。その単語を使ったら、やる気があって言っているということになって、本来言ってはいけない」と指摘した(参考）。

石破首相はのらりくらりとかわしたつもりだろうが、青山氏が指摘するように、思惑がなければ言及すらされない言葉だ。

石破首相は、内閣総理大臣として、自民党総裁として、まだまだ学ぶことや改めなければならないことがたくさんありそうだ。